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スタンディングのすすめ
¥440
平和を愛する18人によるZINE。スタンディングを主軸に、それぞれの経験を率直に綴っている。ガイドブック的な側面もあり、各人のプロテストの模索の記録でもある一冊。
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私たちにはことばがあった vol.1〈政治と私〉(生活綴方出版部)
¥1,100
政治の話はしてはいけないと、言う人がいる。だけど、私たちが今いちばんしたいのは、政治の話なのではないだろうか。 (「はじめに」より) 不安定な政治情勢の中、制作期間1か月で編まれた執筆者9人によるアンソロジーZINE。「政治をどうすべきか」という議論のもっともっと手前にある、「今、どうやってこの日々を過ごしていますか?」という安達茉莉子さん(本ZINE発案者)の呼びかけに応答して、それぞれの暮らしからまなざす政治やデモのこと、ゆらぐ日々の中で言葉にした「今このとき」のエッセイ集。 生活しているだけで、私たちは政治のなかにいる。生活と政治は地続きである。生活を語るように、政治について語ることができる。そのための言葉を私たちはすでに持っていることに、語りたがっていることに、9人の文章を読みながら気づく。 人を焚き付けず、正しさを押し付けず、ただ「ここで生きている」とペンライトのように言葉を灯す。それに呼応するように灯りが増えていく。このZINEもまた、ひとりの生活者の言葉から立ち上がったデモなのだ。 それぞれのエッセイの最後には、執筆者が薦める「政治について考える本」の紹介も収録。 (紹介文:見月香織) 目次 はじめに ― 安達茉莉子 二〇二六年三月二十五日国会前デモ日記 ― 小指 路上の言葉 ― 西本千尋 遮光器土偶のペンライト ― 藤岡みなみ 分裂できない ― 小沼理 万作さんのかるた ― 関根愛 小さな声に導かれて ― 丹治史彦 地道なプロセスを伝え続ける ― 矢部真太 ぼくなりのデモ ― 中岡祐介 政治と私、私の政治 ― 安達茉莉子
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戦争に反対するみんなたちのZINE ※ひかるゆびわつき
¥1,000
「戦争NO」だけでバラバラの14名が集合し、「あなたの初めて"ゆびさきアクション"は?」や「疲れちゃった…どうしてる?」、「選挙のときどうしてる?」などなどナイスな質問22個にそれぞれが回答。 作ったひとや参加したひと、みんなが匿名で誰も所在はわからないけど、パワーをもらえるZINEです。
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反戦ZINE(タバブックス gasi editorial)
¥1,100
世界中で人の命が奪われ続けている。日本は今、戦争ができる国へと近づいている。そんな中、戦争反対の声がひろがっている。大勢で、ひとりで。暮らす地域で。自分にできるかたちで、模索しながら声を上げる人がたくさんいる。戦争をするな。人の命や尊厳を奪うな。2026年夏、「反戦」する人々の行動とことばを1冊に残す。gasi editorial第9弾! 【目次】 壊れた日々へ / うみ 故郷福岡でクソデカフラッグを振る / フユコ 平和は私がつくる、でもどうやって? / さよっこ わたしのまちから 戦争放棄 / モリテツヤ みんな自由に、ばらばらに。 / Nami. 有事の際に走れる靴 / 安達茉莉子 死ぬまで遊び続けたいから戦争反対 / にゃんとこ 斎藤ぽん 「どうして無力だと思いたがるのか。あるよ。ひとりにはひとり分。力が。」 / 植本一子 「戦争ゆるさんほんとにやだいいかげんにしろブックフェア」のこと / 花田菜々子 私たちの #NOWAR / 六多いくみ 8/15には刊行記念オープンマイクも行いますので、ぜひご参加ください! https://momobooks.jp/RmX8KLhJ/43hvP_F_
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ニーハオ、おいしい東京日和。 / ZON(リイド社)
¥800
◎トーチ連載初期にお客さんから教えてもらい読んでいた漫画がついに単行本で入荷しました! 今、日本で暮らしている人たちにぜひ読んでほしいので、たくさん入荷しています。企画も進めていますので乞うご期待✌️ 〈以下、版元サイトより〉 読めない文字の看板を頼りに奥へと踏み込めば異国の香りをまとう人。 ここは東京——知らない味に出会うまち。 不安と期待をたずさえて、東京に住まう外国人。その「食の風景」を鮮やかにきり取る。 自分を生きるマイペース・移民グルメ&ライフ。
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捨てた紙、捨てられない紙 / スズキナオ(和久田書房)☆特典ポストカード付き
¥2,200
なぜか捨てられない、様々な紙への乾いたユーモアと柔らかな愛。 現代エッセイの名手による集大成的1冊! 「なんでこんなものまで取ってあるんだよ!」と、過去の自分に対して腹が立つほど、各時代の自分が捨てられずに残してきた紙たちが部屋のあちこちから現れる。どうして捨てられないのだろう……膨大な量の紙を見つめて、改めてそれら一枚一枚に対する思い入れを文字にしてみようと思ったーー(あとがき「捨てた紙」より) 誰もが家のどこかにある〝捨てられない紙〟。そこに浮かび上がるのは、ささやかな日々の記録、今はもうない店や場所、家族や友人との時間……それらを乾いたユーモアと柔らかな愛をたたえた視点で炙り出す珠玉のエッセイ。なんでもないような日常や、旅、酒、店、音楽、そしてあまり語られなかった幼少期や学生時代のこと……。図らずもスズキナオの集大成的な一冊になりました。 【目次】 はじめに ーー捨てられない紙に囲まれて 第一章 なくなった場所の紙 一点の曇りもなく、楽しいだけの時間 一度きりのハイボール 大きなお好み焼き 淡路島の銭湯 あの店の続き オルグのこと 「プラネタリューム」という名のお菓子 書くことに対しての無責任さ 第二章 家族の紙 だいたいは適当でいいでしょ なをちやん かうさんより 向かい合って きっといい一日だった 何もかも許してもらえる土地 伯父の顔 自分でつくったシャービックの味 誰にも読まれることなく、私に渡された さくらももこと結婚したい 今の私から、ありがとう 第三章 自分を思い出す紙 島での記憶 テクノを好きになって 諦めてはいない、だが何もしてはいない わさび巻を食べて泣いた 手のひらに走る光 悪い事はしなかったが、良い事もしなかった 大仏を前に重なる時間 あの海に行く前の私 プロのサーファーだった私 しっかり足を踏み出して コピーライターに憧れて 深夜番組が好きだった みんなに回復を願われていた 就職活動にまつわる記憶のすべて 森田童子のCDを買ってもらう あの日の気分が蘇ってくる 第四章 うれしい紙 ショートカットの女性 本物の野球よりファミスタの方が面白いんじゃないか 雪の犬小屋 どこかであのみんながレコードをかけている はじめてもらった評価 幸せなバンド ダンスミュージックとサブカルチャーに救われた 記憶にないライブ 暗い記憶、楽しい記憶 お金を払ってもできない旅 勝手にまち探訪 優しい声 ジャニスの想い出 第五章 よくわからない紙 とにかく、立ってちゃんとするまで 腐った声 イメージの幽霊 自信をとりもどすために あのチラシの人? お金がほしい日は昼にTEL くるったように せかいがまわる それ、本に戻さないの? 馴染みの店があったなら T君のこと 何もない街 捨てた紙 ーーあとがきに代えて 著者 スズキナオ 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。ウェブサイト『デイリーポータルZ』などを中心にエッセイやコラムを執筆。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと 増補新版』『新幹線から見えたすき家へカレーを食べに行く』『家から5分の旅館に泊まる』『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』(以上、太田出版)、『酒ともやしと横になる私』(シカク出版)、『「それから」の大阪』(集英社新書)、『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』(新潮社)、『ずっとあった店』シリーズ(ことさら出版)など多数。酒場ライター・パリッコとの共著に『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『そこそこでいいんだよ 「酒のほそ道」の名言』(太田出版)ほか、古賀及子との共著に『文通 答えのない答え合わせ 』(シカク出版)などがある。人力テクノラップバンド「チミドロ」のメンバーであり、シンガーソングライターbutajiとのユニット「遠い街」など音楽活動も行う。
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菜食主義者 / ハン・ガン 著、きむ ふな 訳(クオン)
¥2,420
ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)― 3人の目を通して語られる連作小説集。 韓国国内では、「これまでハン・ガンが一貫して描いてきた欲望、死、存在論などの問題が、この作品に凝縮され、見事に開花した」と高い評価を得た、ハン・ガンの代表作です。
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me and you little magazine vol.1 特集:愛も生活も、たよりないから
¥2,750
me and youによる初の雑誌。Web Magazine『me and you little magazine』で2025年からおこなっていた特集「愛も生活も、たよりないから」を一冊にまとめた、ライフ&カルチャー雑誌です。本誌には、Webで掲載していた内容に加え、書き下ろし原稿も多数収録しました。 インタビュー、VOICE(エッセイ)、コラム、声のポスト、生活を支えるもの、1週間コーディネート、部屋紹介、映画・本・漫画、食、DIYのカルチャーガイド、創作。写真もふんだんに用いた、目にも楽しい雑誌になりました。 愛を遠いものではなく、身近な「ここ」から感じて、考えていけるようなページがぎゅっと詰まった一冊。 愛の、難しいほう。生活のこの場所から目を向けることで、もっと自由な、一人ひとりの手のひらの温度の愛が、それぞれの生活に灯ることを祈って。 ♥︎Concept 愛されたい、愛したいという願いが、誰のなかにもきっとある。 自分や誰かをうまく愛せなくて、愛が受け取れないこともある。 こじれた愛が、誰かを傷つけてしまうこともある。 けれど、こんなにも毎日の生活はたよりないのだから、 愛だってたよりなくて当然だとも思うのです。 完璧な愛や正解なんてきっとないのだから、 生活のなかで、変わりゆく愛と付き合っていきたい。 生活の隙間に宿る、愛の難しさを持ち寄ってみよう。 それぞれの愛のかけらを見つめ、繕いながら、 生きのびられるための小さな愛を世界に増やしていけるように。 あなたとの関係を断ち切って、ともにいることを諦めてしまう前に。 たよりなくても、愛のほうにどうにか踏みとどまれる自分や世界であるために。 わたしとあなたの生活に、手のひらの温度の愛がぽつぽつと灯りますように。
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雨の日の小説家 スランプをめぐる6つの対話(泡影社)
¥1,650
雨の日の小説家――スランプをめぐる6つの対話アメノヒノショウセツカス 文芸 角田光代カクタミツヨ(著)森見登美彦モリミトミヒコ(著)山内マリコヤマウチマリコ(著)山崎ナオコーラヤマザキナオコーラ(著)朱野帰子アケノカエルコ(著)芦沢央アシザワヨウ(著)海猫沢めろんウミネコザワメロン(編著) 発行:泡影社 四六変形判 150ページ 並製 価格 1,500 円+税 1,650 円(税込) ISBN978-4-9913781-1-9 COPY ISBN 13 9784991378119 COPY ISBN 10h 4-9913781-1-7 COPY ISBN 10 4991378117 COPY 出版者記号 9913781 COPY CコードC0095 0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他 出版社在庫情報在庫あり 初版年月日2026年6月27日書店発売日2026年6月27日登録日2026年3月12日最終更新日2026年7月14日 書評掲載情報 2026-07-25 東京新聞/中日新聞 朝刊 2026-07-18 日本経済新聞 朝刊 2026-07-18 日本経済新聞 評者: 編集部 2026-07-11 神戸新聞 評者: 編集部 2026-06-26 三宅書店【本を読むモチベを上げるチャンネル】三宅香帆 評者: 三宅香帆 2026-06-25 毎日新聞 夕刊 2026/6/25 東京 評者: 大澤聡 紹介 角田光代、森見登美彦、山内マリコ、朱野帰子、山崎ナオコーラ、芦沢央、第一線の作家6名が、創作の苦悩とスランプを赤裸々に語る対話集(聞き手:海猫沢めろん)。 山崎ナオコーラ:「あきらめる」ことは、敗北ではなく、心に新しい窓を開くこと。 芦沢央: 混迷という名の修行。その果てに辿り着いた、書く理由と現世への帰還。 山内マリコ: 迫りくる締め切りという嵐。逃げ場のない場所で、言葉は研ぎ澄まされる。 森見登美彦:15年間のスランプはもはやスランプではない。苦悩の日々を語る。 朱野帰子: 成功という晴天のなかでも、雨は降る。売れっ子が独白する、終わらない戦い。 角田光代: 筆を置く恐怖を越えて見つけた、新しいやりかた。 巻末座談会:pha×滝本竜彦×佐藤友哉×海猫沢めろん 作家同士でしか話せない、本質に迫る対話集。スランプになってからの華々しい成功――といったステレオタイプなイメージから離れた、現実の葛藤が生々しく綴られています。 たったいま、人生の停滞を感じている読者の方々の「傘」になるような言葉がちりばめられた一冊です。
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金子文子 獄中のうた アナーカ・フェミニストの短歌を文学テキストとして読む / 大田美和(明石書店)
¥3,520
稀代の革命家にして歌人、その言葉に滲む血の源流。 誰も知らない、反逆者たちの文学史がここにある。 ――高島鈴氏推薦 金子文子・没後100年 反逆と死と生を詠った一六五首 家父長制社会、国家権力に抗い、人間は平等であるとし、 自身で歩み、自分のことばで語った金子文子―― これまで光の当たってこなかった獄中で詠まれた短歌165首を 歌人である著者が、文学テキストとして丁寧に読み解く。 没後100年に、新たな角度から光を当て、金子文子の豊かな実像を立ち上がらせる。
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40歳だけど大人になりたい / 王谷晶(平凡社)
¥1,870
気づけば人生も折り返し地点。でも全く大人になれた気がしない!そもそも大人になるってどういうこと?中年世代へ贈る痛快エッセイ。 年はとった。しかし、なんか違う気がする。 身体の衰え、お金の不安、変えられない生活習慣…… 我々は本当に大人になれるのだろうか? 「老い=老害」なのか? ――「老いと大人」 なぜこんなにも運動・スポーツが嫌いなのか――「運動と大人」 物語への偏愛と葛藤――「フィクションと大人」 「みんなといっしょ」がやりたくてもできない子供だった――「協調性と大人」 ……など、25篇を収録。
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Passion ケアという「しごと」 / 白崎朝子(現代書館)
¥1,980
30年以上介護職をしてきた著者が、現場で頻発する暴力について考える。社会の底流に追いやられた介護者の「傷」が、弱者への暴力を生んでいる。支援が支配に変わった現場で、他者と共に生きるためのケアはいかにして可能か。 【著者紹介・担当編集者より】 1962年生まれ。介護福祉士。ケアワークやヘルパー初任者研修講師に従事しつつ、反原発運動、女性労働、旧優生保護法強制不妊手術裁判支援などの諸活動と執筆を続けてきた。著書『介護労働を生きる』、編著書『ベーシックインカムとジェンダー』(共に現代書館)。2009年、 平和・協同ジャーナリスト基金賞の荒井なみ子賞受賞。 弱者への暴力や不寛容な態度が跋扈する世の中。医療と福祉の予算はジリジリと切り詰められている。現場の崩壊はすでに始まっているのかもしれないが、支援者はなぜこんなにも辛いのか、このような処遇を作り出したのは誰なのか、一人ひとりが自分をみつめ、身体をいたわり、そして改善のために声を挙げてほしい。目の前の支援を必要とする人を「支配」するのではなく、ともに生きてほしい。本書はその助けに、きっとなるだろう。
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ポリティカル・コレクトネスからどこへ 「正しさ」をなぜ問題にするのか? / 清水晶子、ハン・トンヒョン、飯野由里子(有斐閣)
¥1,980
誰もが手軽に表現するSNS普及後の世界で,人文・社会分野の研究者の視点はどのように活かせるのか。ジェンダーとフェミニズム,セクシュアリティとクィア,障害と社会モデル,エスニシティと社会的な望ましさなど,私たちが生きる現代社会の不均衡を知り,別のありかたへ。 <目次> 序 章 ポリティカル・コレクトネスをめぐる論点 第1章 クイア・ポリティクスとポリティカル・コレクトネス 第2章 「次善の策」としてのポリティカル・コレクトネス 第3章 バックラッシュ/キャンセルカルチャーと法整備の必要性 第4章 「思いやり」から権利保障へ 第5章 マジョリティ性をどのように考えられるか 第6章 「社会的な望ましさ」をめぐるコミュニケーションとしてのPC 終 章 「正しさ」や「望ましさ」について議論を続ける
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地球共同体 最後のユートピアについての考察 / アシル・ンベンベ 著、中村隆之, 平田周 訳(人文書院)
¥3,080
テクノロジーと暴力の時代に、「地球」を再想像する 私たちは、地球がデジタル・テクノロジーによって縮減し、人間を含む生物に剥き出しの暴力が向けられる時代を生きている。人間とは本来、この地球上で「去り行く者」でしかない。そんな私たちが生きられる共同体とはどのようなものか。古代アフリカのアニミズムと宇宙論、西洋哲学や生物学をも渉猟しながら、アイデンティティ、国民国家、契約、所有といった西洋的価値観から離れ、地球すなわち〈全‐惑星〉の共同体、ひいては人間存在の再想像/再創造を試みる。世紀を代表する思想家が見据える未来とは。 「ゆえに立ち戻ろう、地球に。私たちの惑星、最後のユートピアに。他の惑星と違い、地球は歓待することができる。言い換えれば、ひとつ以上のものに、すなわち多様体に場を譲り渡すことができる。」(本文より)
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たった一人の読者を生きる / 荒井裕樹(柏書房)
¥1,980
もう誰にも動員させられたくない。 この心は私のもの。あなたのもの。 【内容】 例えば、「世界で自分だけしか読んでいないかもしれない物語」に出会ったとき、「こんなマイナーな作品について書いたり語ったりしても無意味だよな……」と思うか、「自分が書かなければ/語らなければこの作品は存在しなかったことになってしまう」と思うかは、それぞれだと思います。 もし、あなたが後者の側に立つとして、いざ何か書き残そうとしても、そういう些細で、身近で、時に儚い出会いのエピソードは、論文のようなかっちりした形式には馴染まなかったりするものです。だから本書では「エッセイ」、それも「おしゃべり」するような言葉づかいで、少なくない読者がきっと抱いたことがあるであろう「この物語をなかったことにしたくない」というあの感覚に、迫ってみたいと思うのです。 “ここで私が話したいのは、もっと小さくて、些細で、身近で、時には儚いものについてなんです。(中略)世界的なマスターピースよりも、親しい人の打ち明け話のほうが大事になってしまったり、友だちが出したぜんぜん売れない自主制作本のほうにより感動してしまったり、なんてことは、誰にでも、多かれ少なかれ、あると思うんです。/これって、実はすごいことなんじゃないですかね。自分の心だけを打つものがこの世界に瞬間的に誕生しているというか、どうしようもなく自分の心を打つものがどうしようもないくらい自分以外の人に知られてないっていうか、そんな現象が発生しているということなので。/この現象、取り立てて研究なんてされないですけど、けっこう大事なものだと思うんです、人間にとって。/なんというか、人って自分でも気が付かないうちに、たった一人の読者を生きている瞬間があると思うんです。”(「はじめに」) こちらの感情や心を動員するための言葉や映像が氾濫する社会の潮流に、気づかぬうちに吞み込まれてしまわぬように、自分にとって本当に大切な「物語」について語ること、そのための居場所をつくること。そうやって大切な領域を守ることができてはじめて、私たちはきっと、ほかの誰かが大切にする「物語」のことも大切にできるのではないでしょうか。 “自分にとって本当に大事なものって何なんだろうとか、本当に自分の心を打つものって何なんだろうとか、自分はどういう物事に魂を揺さぶられる人間なんだろうとか、そういう自分の領域を大事にして、誰かに、勝手に、いつの間にか心を動員させられないようにすることはできる。そう思うんですよね。/これから少しだけ、私の「たった一人の読者」体験を聞いてください。私の密かな「物語」との思い出話をさせてください。そんな「物語」が居られる場所を作るために、少しだけ力を貸してください。で、もしよかったら、そのあと、あなたの話も聞かせてください。”(「はじめに」) ロングセラー『まとまらない言葉を生きる』を著した「声の小さな文学者」が新たに綴るのは、これまで語られてこなかった「たった一人の読者を生きる」という経験について。小さな「自分」を守ることで、誰かとつながる12の内緒話。 【著者略歴】 荒井裕樹〈あらい・ゆうき〉 1980年東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授。作家、文学者。専門は障害者文化論、日本近現代文学。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、二松學舎大学教授を経て、2026年4月より現職。 著書に『隔離の文学──ハンセン病療養所の自己表現史』(書肆アルス、のちに増補新装版)、『障害と文学──「しののめ」から「青い芝の会」へ』(現代書館)、『差別されてる自覚はあるか──横田弘と青い芝の会「行動綱領」』(現代書館、のちに増補新装版)、『生きていく絵――アートが人を〈癒す〉とき』(亜紀書房、のちにちくま文庫)、『障害者差別を問いなおす』(筑摩書房)、『車椅子の横に立つ人──障害から見つめる「生きにくさ」』(青土社)、『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)、『凜として灯る』(現代書館)、『障害者ってだれのこと?──「わからない」からはじめよう』(平凡社)、『感情の海を泳ぎ、言葉と出会う』(教育評論社)、『無意味なんかじゃない自分――ハンセン病作家・北條民雄を読む』(講談社)など。 2022年、第15回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞受賞。 2025年、第47回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)受賞。
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生存報告誌BEACON VOL.4 / 石垣慧 編集
¥1,980
未来のことはわかんないけど、今のところはまあ順調。 BEACON[ビーコン]は、テキストとビジュアルの断片で綴る“生存報告誌”です。打ち上げるのは、あなたの好奇心を照らすための、B5サイズの信号弾。未整理なエッセイ、着地を拒むインタビュー、まだ名前のないアート——そのすべてが、嘘とクリシェがあふれる時代をサバイブするための、ちょっとだけ新しい試みです。 20年代の折り返し地点に立つ第4号は「SO FAR SO GOOD(=今のところ順調)」がテーマ。焼き芋売りのバイカー雑記、ラジオリスナーの濃密トーク、カトマンズ回想録からラトビア留学記まで。リソ印刷されたハンドメイドの誌面上に、20名超のポートレイトが並びます。巻頭を飾る井手健介氏へのインタビューのほか、東京・能登・京都などに赴いた充実の取材記事も。先行きの見えない現代に、足下の「いま」を確かめる言葉が詰まった一冊です。
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映画パンフ大百科 / 映画パンフは宇宙だ!(集英社インターナショナル)
¥3,300
日本で独自の発展を続ける、 ユニークで豊かな超クリエイティブ世界! じつは日本特有の文化である映画パンフ。それは、「単に映画の情報が載っている冊子」ではない。映画パンフは映画公開時の熱がわかる一級資料であり、映画から派生した作品であり、独自の工夫が凝らされた紙文化の結晶でもある。 本書は、あたりまえにあると思われてきた「映画パンフ」というモノを、まるまる1冊かけて深掘りするはじめての本である。 デザインも内容もあまりに多彩なパンフたち、熱量高い制作現場の裏側、愛好家たちのパンフの味わい方、映画パンフの歴史など、多角的に映画パンフというユニークな世界に光を当てる。 ★300点以上の映画パンフを画像付きで紹介! ★『ローマの休日』など懐かしの映画から、『国宝』など現代の映画まで!あの伝説的なパンフも! ★「映画パンフ百花繚乱」など、大ボリュームのカラーグラビア128ページ! ★編集者やライター、映画関係者などのインタビューでパンフを深掘り! ※下記参照 ★石井勇一氏、大島依提亜氏、岡野登氏など、第一線で活躍するデザイナーのインタビュー&作品紹介も! ※下記参照 ★映画パンフ制作の裏話も盛りだくさん! ★見て、読んで楽しい! ビジュアルでたどる映画パンフの歴史! ★付録:著名人に訊いた「人生の3冊」! ★掲載パンフが調べられる索引付き! ★みうらじゅん氏、宇多丸氏ら著名人への取材記事多数! 著者:映画パンフは宇宙だ! 略称PATU(Pamphlets Are the Universe)。2018年設立の、映画パンフレット文化の継承と発展・発信を目的として活動している有志団体。ZINEの自主出版、イベント企画、SNS発信、映画パンフレットの制作などを通じて「映画を観て・読む」ことの楽しさを伝えている。
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実録! 東映三角マーク宣伝部 義理かく、恥かく、人情かく!? / 福永邦昭 著、尾形敏朗 構成(立東舎)
¥3,300
東映株式会社発足75周年! 角川映画50周年! 「トラック野郎」を仕掛けた伝説の宣伝マンが明かす、東映、角川映画の舞台裏 元東映宣伝部長・福永邦昭。1963年、東映が時代劇から任侠映画へとシフトするきっかけとなった「人生劇場 飛車角」公開の年に東映入社。中部支社勤務を経て66年、本社宣伝部に配属。以後、宣伝一筋、斬新なアイデアと幅広い人脈を生かして「仁義なき戦い」「トラック野郎」「極道の妻たち」といった人気シリーズのほか、「セーラー服と機関銃」に代表される角川春樹事務所作品で次々とヒット作を仕掛け、映画宣伝のレジェンドの一人とも言われる。本書はそんな福永の宣伝人生を振り返り、法に触れなければなんでもありだったカツドウヤの生態を浮き彫りにする。 インタビュー&構成は、映画評論家尾形敏朗氏。尾形氏は大学3年冬から卒業までの1年半、東映で福永氏の宣伝アシスタントを務め、映画宣伝のノウハウを学んだ。だからこそ聞き出せた濃いエピソードの数々は、映画よりも映画的。ルール無用の昭和スタイル、ぜひお楽しみください。 ▼コンテンツ 第1章 楽団マンから宣伝マンへ 第2章 時代劇から不良性感度の東映へ 第3章 仁義なき戦いに燃える 第4章 爆走!トラック野郎 第5章 角川春樹がやって来た! 第6章 角川映画の宣伝術 第7章 カドカワ以外も騒がせた 第8章 宣伝部長への道 第9章 宣伝部長はつらいよ 第10章 定年前後の苦い味 第11章 さらば、千葉真一! 著者プロフィール 福永 邦昭(ふくなが・くにあき) 1940年、東京都杉並区生まれ。中央大学経済学部を卒業後、1963年に東映入社。中部支社の経理課〜営業課〜宣伝部勤務を経て66年、本社宣伝部に移る。以後は宣伝プロデューサーとして長編アニメや任侠・実録アクション、文芸作品など数多くの映画を担当。 尾形 敏朗(おがた・としろう) 1955年、愛媛県大洲市生まれ。早稲田大学在学中、東映宣伝部で福永邦昭のアシスタントとして働く。卒業後79年博報堂入社。主にCMプランナーとして勤務のかたわら日本映画を中心に評論活動。定年退職後はフリー。著書に「小津安二郎 晩秋の味」(河出書房新社)、「完本・巨人と少年 黒澤明の女性たち」(ワイズ出版映画文庫、キネマ旬報読者賞受賞)など。
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韓国映画・ドラマ わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020 / 西森路代、ハン・トンヒョン(駒草出版)
¥1,870
国際情勢、家族観、フェミニズム……。 激変する社会を映し出す韓国映画・ドラマの世界を、女ふたりでしゃべり尽くしました。 著者ふたりのウェブ媒体や雑誌でのテキストの再録に加え、新たに行った対談や書きおろし原稿を追加。 非英語圏初のオスカー作品賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』、そして世界中の映画祭で50以上の賞を受賞した『はちどり』など、世界を席巻している韓国映画。そして、『愛の不時着』や『梨泰院クラス』などに代表される、第三次韓流ブームと言われるほどの韓国ドラマ人気。これらの現象の背景にはいったい何が? 社会性と娯楽性のハイブリッド、ジェンダーや階層への配慮、真摯なメッセージ性など、あらゆる要素の洗練度を極めた韓国の映画・ドラマの世界と韓国の社会を、日本との比較も含めながら、女ふたりでしゃべり尽くしました! また、映画・ドラマとシンクロして昨今盛り上がりを見せる韓国文学やそこから派生したフェミニズム議論などについての話も。 著者は、フリーライターとしてウェブメディアや雑誌などを中心に活躍する西森路代氏、そして日本映画大学准教授で韓国映画やドラマについての各メディアへの寄稿も多いハン・トンヒョン氏。ふたりが2014年から断続的に重ねてきた対談や個々の評論文に加え、本書のために新たに行った対談や書きおろし原稿を収録。
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とにかく、トッポッキ / ヨジョ 著、澤田今日子 訳(クオン)
¥1,430
「私はトッポッキでできている」 韓国の人気シンガーソングライター、作家、書店店主のヨジョが、 一緒に食べた友人たち、通い続けた懐かしいお店をはじめ トッポッキにまつわる思い出をユーモアいっぱいに綴ったエッセイ集。 「ビルの地下にある古い店に通い、トッポッキを食べて大人になっていった人たちの人生を思った。ある人は、自分を育ててくれた食べ物を改めて味わいながら、よく似た子どもを抱いて静かに父や母になっていく。またある人は、その過程を経て、家族を連れてまたここを訪れる。この小さな店で、どれだけ壮大で美しいものが育まれ、羽ばたいていっているのかを、店主のキム・ギョンスクさんは知っているだろうか」 ーヤングスナックトッポッキの味の神秘 より 著者:ヨジョ 1981 年、韓国ソウル生まれ。本名シン・スジン。 シンガーソングライターに作家、済州島(チェジュド)の書店「本屋無事」の店主などいくつもの顔を持つ。 2007 年より本格的に音楽活動を開始。『コーヒープリンス1号店』(2007)をはじめとしたドラマのOSTや映画、テレビCMの楽曲も多数制作、参加している。 作家としても精力的に活動し、書店を運営する日々を記録したエッセイ『今日も、無事』(2018)、作家イム・キョンソンとの共著で交換日記形式のエッセイ『女として生きてゆくわたしたちへ』(2019)などを執筆。近刊には、自分自身を主題としたエッセイ『失敗を愛する職業』(2021)がある。本や作家をテーマにしたYouTube トーク番組「たかが本、されど本」では進行役もつとめる。 澤田今日子(翻訳) 1987年生まれ、広島県呉市出身。 広島大学総合科学部でフランス語を専攻。読売新聞大阪本社勤務を経て、大学時代に始めた韓国語を引き続き学ぶため、韓国外国語大学校語学堂に留学。
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韓国映画100選 / 韓国映像資料院 編、桑畑優香 訳(クオン)
¥3,850
100年間の名画に映し出される日本統治時代、民主化、南北分断、フェミニズム。 現存する最古の作品から『パラサイト 半地下の家族』まで、韓国映画の歴史を辿る決定書!
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それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗 / ブレイディみかこ(文藝春秋)
¥1,760
今、西洋で起きていることは数年後の日本の姿か? 私たちが日々飲み込む言葉を解剖し、社会を紐解く。その鋭い警鐘に、背筋が伸びた。 ――小川彩佳(キャスター) 「名を正す」孔子の精神の実践書だ。正しく名指すことこそ、混乱した政治を解きほぐす道である。 ――國分功一郎(哲学者) 極中、クラス・シーリング、テクノ大衆、リマイグレーション…… 今、西洋で起きていることは、すぐそこにある日本の姿か? ・個は責任を問われ、為政者は説明責任を逃れる「責任格差」 ・イデオロギーを捨て、権力奪取を目的とする「極中」の倒錯 ・貧困層が“身の程を知る”よう呪われる「階級の天井」とは? ・テクノ領主たちが仕掛ける「プラットフォーム・ポリティクス」 ・「リマイグレーション」という名のソフトな民族浄化の正体……etc. 本書を書いているうちに、「リマイグレーション」のような恐ろしい言葉も取り上げざるを得ない状況になってきた。これは、白人以外の民族(移民、市民を問わず)を人種的祖先の地へ大量に送還するという意味の政治的なスローガンだ。民族浄化の「言い換え」と言われるこの表現は、欧州の極右勢力やトランプ政権が使うものだ。(…) 自分たちだけは、ここだけは大丈夫などということは、もうない時代なのだ。その覚悟をもってこの本を書いた。この本に出てくる言葉は、どの国でも語り始められ得る。それはどこでも起こり得るのだ。 ――「はじめに」より ベストセラー『他者の靴を履く』から5年―― 「個の力」(power of)を取り戻す革新の書!
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手芸とエンパワメント 私たちが紡ぐもの / 山崎明子(晶文社)
¥2,200
女たちは家庭のなかでつねに手を動かしてきた。 妻として、母として、あるいは社会を支えるために。 手芸は女性に与えられた役割だった一方で、母と娘の縦のつながり、教室やメディアをとおした横のつながりを育み、居場所をつくり、女性たちを支える側面ももっている。 誰かに捧げる手芸の時代から自分のための手芸の時代へ——。 連綿と続く女たちのものづくりの歴史をひもとき、手芸がもつエンパワメントの力を問い直す。 【目次】 1 手芸とジェンダー 好きなのに好きと言えない 2 手芸に与えられてきた役割 3 「手芸家」たちの昭和 4 誰かに捧げる手芸/私のための手芸 5 「お母様方へ」――愛情と手芸 6 横のつながり 一緒に手芸をしよう 7 縦のつながり 受け継がれる手芸 8 ケアと手芸――周縁化された人たちの手 おわりに 山崎明子(やまさき・あきこ) 1967年、京都府生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、奈良女子大学生活環境科学系教授。視覚文化論、美術制度史、ジェンダー論。著書に『近代日本の「手芸」とジェンダー』(世織書房)、『「ものづくり」のジェンダー格差』(人文書院)、共著に『歴史を読み替えるジェンダーから見た日本史』(大月書店)、『視覚表象と音楽』(明石書店)、『ひとはなぜ乳房を求めるのか』(青弓社)、『〈妊婦〉アート論』(青弓社)、『問いかけるアイヌ・アート』(岩波書店)、『現代手芸考』(フィルムアート社)など。
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言いたいことが言えないひとの政治学 / 岡田憲治(晶文社)
¥1,980
「給料上げてと会社に言いたい」 「暴言やめてと老親に言いたい」 「戦争やめろと世界に言いたい」…… じっとガマンするのでも、ガツンと言ってやるのでもない―― 人生を自分でつくっていく、大人のための対話術 家庭でも職場でも地域社会でも、ふつうに生活しているだけで、私たちは他者との不和やトラブルに悩まされる。言いたいことは溜まるけど、そうそう言えないのが大人の世界……。主張や発言ができないのなら、黙って我慢するしかないのか。 そんなわけない、と政治学者の著者は断じる。ほどよく交渉したり、提案したり、説得したり……ふだんづかいの対話術を、政治学の知恵をつかって考えていく。個人・集団・社会にたいして、自分の思いを届ける技法とマインドをユーモアたっぷりに惜しみなく提案する一書。 「いろいろな人間がいるこの世界で心の異音が大きくなった時、「言う/言えない」の二つに一つの選択肢しかないということはやはりないのだ、ということです。「言う」と「言わない」の間には、広大なエリアがある……そのことをみなさんは知らない、いや「忘れている」のです」(本書より) 【目次】 【理論編】 第1章 「声を上げよう!」と言われても ◆言いたいことはそうそう言えない ◆「ちゃんと言いなよ」がもたらすもの ◆「沈黙してはならない」と伝えた理由 ◆正論で世界を変えることが難しくなった ◆名づけられようもない生活者 ◆言えない理由を切り分けてみる ◆自分の気持ちをつかめないから ◆波風が立つのが嫌だから ◆角が立つと面倒くさいから ◆圧力や制裁が怖いから ◆孤立するかもしれないから 第2章 「言う」ための技法 ◆「言う」と「黙る」の間にあるもの ◆着地点はどこか? ◆言い方はたくさんある――工夫しながら言ってみる ・ 勇気を出す ・ 言い方を工夫する――毅然と言う/丁寧に言う/お願いするように言う/静かに言う ・ 目的に重心をかける――ぶつける/示唆する/頼りにする/探り尋ねる ・ 沈黙してみる 第3章 「やる」ための技法 ◆「言う」だけでなく「ふるまい」もある ◆主張できることが貴重だった過去 ◆「私たちの物語」が成立していた時代 ◆個人へとミクロ化する「言う」という行為 ◆ふるまいの技法もたくさんあ ・勝つ――対処可能な範囲に収める/仲間にしてしまう ・ 勝たないが負けない――負け越しを受け入れる/捕まえておく/引き延ばす ・ 助けを求める――仲間をつくる/事態を公開する ・ 言ったりやったりしている人を孤立させない――頑張る人たちの話を聞いてあげる/プロセスを記録してあげる/頑張る人たちを励ましてあげる ・逃げる・諦める 【実践編】 第1章 ネトウヨになった父に暴言はやめてと言いたい 第2章 「男なら泣くな」と子どもを叱る夫に言いたい 第3章 マンション管理組合の長老に「話を聞いて」と言いたい 第4章 PTA活動で「ムダな仕事は省こう」と言いたい 第5章 会社に給料を上げてほしいと言いたい 第6章 子どもに「ダメなやつ」と言った担任の先生と学校に言いたい 第7章 近隣外国人に生活マナーを守ってほしいと言いたい 第8章 地域イベントをやってみようと言いたい 第9章 多様な選択肢をつくってと政治に言いたい 第10章 戦争をやめてと世界に言いたい ◇岡田憲治(おかだ・けんじ) 政治学者、専修大学法学部教授。1962年東京生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了(政治学博士)。専攻は現代デモクラシー論。広島カープをこよなく愛する2児の父、愛称オカケン。著書に『半径5メートルのフェイク論「これ、全部フェイクです」』(東洋経済新報社)、『教室を生きのびる政治学』(晶文社)、『政治学者、PTA会長になる』(毎日新聞出版)、『なぜリベラルは敗け続けるのか』(集英社インターナショナル)など多数。
