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(un)cured創刊号 -自分の心身に振り回されている人のためのカルチャー・健康マガジン-
¥2,860
「自己管理」という言葉のもと、心身の状態が安定していること、常に健康であることが、社会で生きていくための必要条件のように扱われる現代において、実際は、多くの人が心身のゆらぎを抱えたまま生きています。 本誌は、そうした状態を例外ではなく前提と捉え、文化・思想・医療の視点から「健康」を問い直すことを目指す「カルチャー・健康マガジン」です。映画、音楽、文学、医療、社会思想など多様な領域の書き手・話し手が集まり、強制される健康ではなく、自分のための健康のあり方・目指し方を見つめ、自分の心身とともに生きていく方法を考えます。 ・インタビュー・対談 成長以外も生である──『ナミビアの砂漠』監督インタビュー 山中瑶子 西森路代 身体と和解したい会議 田島ハルコ × 河井冬穂 命だけでは生きられない──医師と元・スペースシャワーTV運営代表が語る「不要不急」のカルチャーについて 近藤正司 徳田嘉仁 Which 健康(ヘルシー) do you like? 健康(ヘルシー) by ホリヒロカズ 「ただ居る」ことの難しさ──(un)cured創刊に寄せて 徳田嘉仁 河井冬穂 ・読書特集 健康と病をめぐる読書処方箋──「病んでいる」のは誰のせい? 宇野常寛 高島 鈴 ・映画特集 わたしという宇宙でもがいて生きる、uncured な映画たち ゆっきゅん ・論考 ポップミュージックが歌う「健康」のイデオロギー つやちゃん 読書とキュア──因習村ミステリーに見る「癒やし」の構造 速水健朗 唯ぼんやりした不調──自律神経を批評する 福尾 匠 ・エッセイ 「自然」でいるより「自分」でいたい 土門 蘭 人生の夜の過ごし方 vol.1 tofubeats ・リサーチ 今日からはじめる読書セラピー 寺田真理子 わたしの回復手順 絶対に終電を逃さない女 横道誠 他
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別冊ele-king 音楽が世界を変える──プロテスト・ミュージック・スペシャル(ele-king)
¥2,310
音楽には世界を変える力がある── 混迷きわまる現代日本において、声をあげつづける音楽家たち 目次 世界を変える音楽の力(野田努) [インタヴュー] Mars89+Miru Shinoda 低音で空間を制圧する──Protest Raveのこれまでとこれから(小林拓音/野田祐一郎) 寺尾紗穂 ガラッと変わってしまった世界で、それでも歌いつづける(二木信/川島悠輝) 津田大介 社会全体が不感症になっているいまこそ音楽の力が必要だ(二木信/河西遼) マヒトゥ・ザ・ピーポー 俺はすごく面白いですね、この流れはすべて、試されてるなと思う(野田努+小林拓音/野田祐一郎) ダースレイダー 乱世にこそ輝くヒップホップ(二木信/河西遼) 毛利嘉孝 『ストリートの思想』の著者が俯瞰するここ20年の日本の変化(二木信+小林拓音/小原泰広) 春ねむり 沈黙しない音楽(野中モモ) DANNY JIN そのラップは多くの人びとに勇気を与える(二木信/河西遼) [コラム] 一声二節三臓のちから──日本の大衆歌が育んできた豊かな想像力(中西レモン) 橋の下でうごめく、新たな自治空間──「橋の下世界音楽祭」の挑戦(大石始) ECDの軌跡──『失点 in the park』に刻まれた選択と孤独(高久大輝) 2003年、反戦サウンドデモの思い出(水越真紀) いま台湾から世界が変わりはじめている──台北レイヴ・カルチャーの一側面、〈Urban Legend 1.0〉とSssound Without Borders(二木信) [特別インタヴュー] ニーキャップ 彼らがアイルランド語でラップする理由 (イアン・F・マーティン/竹澤彩子)
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レジスタンスのまちづくり / 慈 憲一(和久田書房)
¥2,200
「嫌いな言葉は“まちづくり”」 阪神・淡路大震災以降、街を遊び倒してきた著者による、地域活性化の軌跡 町内の坂道に民間のコミュニティバスを走らせ、全国からランナーが集まるマラソン大会を企画し、僅か30秒でチケット完売の人気ツアーを考案した男。 兵庫県神戸市灘(なだ)区だけを愛し極めし者、慈 憲一(うつみ けんいち)。 阪神・淡路大震災から30年、ゲリラ活動から行政を巻き込む事業まで、自らが街を遊ぶことで地域を活性化してきた反逆のまちづくり。笑えて、ちょっと泣けて、感嘆が漏れる、日々の暮らしを面白くするためのヒント満載の一冊です。 本書は、著者がこの30年で行ってきた、数え切れない過去の「まちあそび」から、厳選した112本のネタを振り返って書き下ろしたものです。マーケティングでも、まちおこしのための企画でもない、ただ自らが街で楽しく暮らすために実践してきた数々の遊び。それはときにメディアで大々的に取り上げられるものであったり、ときに誰にも知られていないトホホな内容だったりします。そして、そのどれもが、きっとどの街でも誰にでも真似のできる「まちづくり」へと繋がっていくものです。 著者:慈 憲一(うつみ けんいち) 1966年兵庫県神戸市灘区生まれ。大学時代から地元・灘を離れるも震災を機にUターン。神戸市の「まちづくり協議会」に参加し、住民と行政の橋渡し役として復興支援に携わる。灘区だけにこだわったあらゆる企画を手がける、人呼んで「ナディスト」。JR灘駅と摩耶ケーブルを結ぶ「坂バス」発起人、摩耶山再生の会事務局長、灘百選の会事務局長、西灘文化会館管理人ほか、非公式なものも含め灘に関する肩書きは数え切れない。本書が初の著書。
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布団の中から蜂起せよ アナーカ・フェミニズムのための断章 / 高島鈴(人文書院)
¥2,200
今、この人の話していること、聞かないとだめじゃないかな。 耳を傾けるだけじゃなくて。体ごと傾けて。 ――斎藤真理子(翻訳者)推薦 - - - - - - - - - - あなたに死なないでほしい。 家父長制、資本主義、天皇制に抗して、あらゆる生存のためになにができるのか、なにが言えるのか。金子文子やデヴィッド・グレーバーを参照軸に、アナーカ・フェミニストの立場からこのくにの歪みを抉り出す、ライター高島鈴の初エッセイ集。脈打つ言葉は、きっと誰かの心臓と共鳴する。 「どうせ生まれてしまったんだから、他人のために、少しでもこの世をマシな方向に動かそう。自分のために殺意を使うな。首にかかった手を外して、ゆっくりと社会に向かって拳を握り直そうではないか。いろいろなものに追い詰められて、布団の上に横たわったまま動けずにいる身体は、あなたの意志ひとつで蜂起に参画できる。私はあなたと、そういう戦いをしたいのである」(本文より)
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バトラー入門 / 藤高和輝(ちくま新書)
¥1,034
クィア理論って何? ドラァグ論ってどこから来たの? パフォーマティブってつまりどういうこと? 『ジェンダー・トラブル』がはじめてわかる! 『ジェンダー・トラブル』がはじめてわかる! 現代のジェンダーとセクシュアリティ研究の方向性を決定づけたとされるジュディス・バトラーの主著『ジェンダー・トラブル』は、その難解さでも名高い。 実は、バトラーの理論を理解する鍵は、当時のフェミニストやセクシュアル・マイノリティが置かれていた現場――社会と歴史と思想の文脈にある。 クィア理論って何? ブッチ/フェムやドラァグ論はどこから来たの? パフォーマティブってつまりどういうこと? バトラーの主著『ジェンダー・トラブル』を時代ごと理解する。
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そんな気がする / 武田砂鉄(筑摩書房)
¥1,870
◎ライター・武田砂鉄さんの大人気エッセイ集第2弾!ご購入者さまには文化放送「武田砂鉄のラジオマガジン」オリジナルしおりもお送りします。 〈以下、版元サイトより〉 この話、前にも書いたかもしれない―― 考えすぎのプロが帰ってきた! 「もしこの中から一編だけを読めば、「ああ、今回はネタ切れだったのかな?」と思うような題材だ。だが、全編がそうなのだ。怖い。」――書評家・花田菜々子(『べつに怒ってない』書評より) いっそうのネタ切れ感を隠さないまま続編が刊行! 暑い、再配達が来ない、「すごい筋肉でしょ」と言われたときの返しが難しい。 一回きりの日常に何度でも立ち止まる、不毛で豊かなエッセイ123 本。 ――― 『そんな気がする』というタイトルは、尊敬する人と対談している時に、私たちの仕事に共通点があるとすれば、そんな気がする、って感じたことを書いているのかもしれませんね、と盛り上がったのがきっかけになっている。そんな気がするって、絶対にこうだとか、みんなそう言っているとか、これだけは譲れないなどと比べるとだいぶ弱い。背骨がなくてフニャフニャしている。でも、そんな気がする、が持っている柔軟さを自分は信じている。みなさんも信じてください、とお願いしたいわけではない。私にとって、そんな気がする、と感じた記録がこの本です。(「はじめに」より)
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地域の私生活99 非首都圏アンソロジー / 作 ランタン、omyo/オミョ、ブックプランパン、ブルキッド、Sanho、 訳 具本媛(サウザンブックス)
¥5,500
◎クラファン応援していた韓国発グラフィックノベルがついに到着! 5名の作家×5つの地方都市 首都ソウルの向こう側にある〈わたしたち〉の物語 この街が憎い、だけど好きにもなりたい 韓国の地方都市でサバイブする女たち 5つの地方×5人の作家で綴る 唯一無二のコミックアンソロジー ・『抱川 抱擁する抱川』 作:ランタン ミンジは故郷が好きだった。なのに今は、疎ましく感じてしまう。 そては、「何があるか」ではなく、ソウルと比べて「何がないか」ばかり気にしてしまうから。 ・『宝城 緑陰と夕陽』 作:omyo/オミョ ずっと昔、遊んでくれた親戚のオンニ(お姉さん)が死んだ。 彼女の娘を名乗る少女が現れ、オンニの記憶を辿る宝城への旅が始まる。 ・『公州 4人のお姫サマ』 作:ブックプランパン 「卒業したら、どうなるのかな? 将来は何になるんだろう」 仲良し4人組の中学生が、百済文化祭で特別な一夜を過ごす。 ・『丹陽 ほっといても消えないもの』作:ブルキッド 資産形成、キャリアアップ、自己投資。 「変わらないことは罪」だと言わんばかりに、社会は私を追い立てる。 山は削られ、通りの景色は一変し、故郷でさえ変わっていく。 私は変わりたくないのに、じっとしているだけで、ずっと何かを失ってるみたいだ。 ・『釜山 雨とユヨン』作:Sanho 父を避けて家を飛び出したユヨンが出会ったのは、プラごみで窒息しかけた瀕死の人魚だった。 釜山の海で繰り広げられる1人と1匹の交流譚。 いつからでしょう。読者ではなく、プラットフォームに 好かれるかどうかを優先するようになったのは いま、目の前にいる作家さんを大切にしたい。だからこそ、売れているジャンル、無茶はしすぎず前例のある物語で、編集長が許可を出してくれそうな企画を作って連載枠を勝ち取る。これが作家さんにとって最善なんだ。そう思って、編集として働いてきました。詳細は省きますが結果として、創作が「整合性をつける作業」になり、作家さんと一緒にワクワクすることが減ってしまいました。これは由々しき事態です。 そんな超バッドモード期に出会ったのが、『地方の私生活99』でした。個人的で小規模なことが、こんなにも瑞々しく美しい物語になるのかと、とても眩しく見えたんです。ああ、マンガってこんなに自由でいいんだと。 この作品に登場する韓国の地方都市に、私は行ったことがありません。それでも、『地方の私生活99』に登場する女たちにふりかかる圧迫感や望郷を、私は知っていました。「これは私の物語だ」と思えたのは、間違いなく作家さんの創作パワーが炸裂していたからです。「いま語らねばならぬ物語を描いている」と信じ筆を動かしている作家さんだけが放つことができる期間限定バフといいますか、無敵モードになる瞬間があるんですけど(本当です!!!)。このアンソロジーに参加されている作家さんたちは、みんなそう。全員が無敵モード。だから全編、全ページが全力でおもしろい……つまり最高ってことです! K-POPとK-文学に続き、K-マンガという新世界があなたを待っています。 マンガ好きとして、編集者として、胸を張って『地方の私生活99』をお勧めしたい。たくさんの人に読んでもらいたい、その一心です。 発起人:林佑実子(編集者) 仕様:四六版正寸 5巻セット(箱入り)/1色/並製本
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ADM: Asia’s own unhinged club culture / Soi48
¥4,400
Budots、Saiyor、Vinahouse、慢揺、Fengtau、Funkot、Vei Lerng……「ADM(Asian Dance Music)」とはアジア各地域に分布する、これら聞き慣れないエレクトロニック・ダンスミュージックの形態を総称する造語である。その解釈は単に音楽的構造だけに収斂されるものではなく、DJスタイルから夜遊びの作法、ダンス、ファッショントレンド、SNS、空間デザイン・音響・照明、さらには業界の商慣習から楽曲の流通経路に至るまで、それぞれの土地土地で歴史的・社会的・言語的背景に影響を受けながら、独自の発展を遂げてきた千姿万態のダンスミュージック文化全体をその射程に収める。知覚しうる限りの、アジアの若者たちの生活の実状(リアル)──つまり、もう全部である。 2017年にタイ伝統音楽の「教科書」とも言える『TRIP TO ISAN 旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド』の執筆を終えたSoi48が次に向かったのは、アジアの人々がつくり出す「夜の現場」だ。宇都木景一と高木紳介の二人は仲間たちとともに、タイ、ベトナム、ラオス、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、台湾、韓国、日本を旅しながら、各地のナイトクラブやフェスティバル、シークレットレイヴ、移民労働者向けディスコに通い詰め、関係者たちとの交流を深めながら、その知られざるクラブカルチャーの秘景を記録し続けてきた。 本書『ADM: Asia's Own Unhinged Club Culture』に収録された計167点の写真は、世界的な隔離期間を含む2017年から2025年のあいだに撮影され、アジア各地域で愛され、育まれてきた「ADM」の生態を写し出した貴重なヴィジュアル・アーカイブを提供している。現地に足を運ぶことでしか得られない独占的なスナップショットの数々は、それぞれの地域のダンスミュージック愛好家たちがもつ創意工夫・機知・情熱の結晶を照らし、均質化するグローバリゼーション中で、またべつの未来を予感させてくれるものである。 仕様_中綴じ・オールカラー・オリジナルシュリンク 判型_257 x 182 x 7mm 頁数_228P
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TOKONA-X Special Issue 2025(roots magazine)
¥4,950
伝説のラッパー、TOKONA-Xのドキュメンタリー映画『KING OF BULLSH*T THE SAGA OF TOKONA-X』に出演した58人に11人を加えた総勢69人のインタビュー記事。御家族をはじめ、アーティストや関係者たちの新たな証言やエピソードを紡いだ、「roots magazine TOKONA-X SPECIAL ISSUE 2025」が刊行。 “その当時の出来事、記憶を記録する” そして、なぜ伝説のラッパーとして今も語り継がれるのかを紐解く、 丸々TOKONA-X、全272ページの特大号、ナゴヤだがや! インタビュー ドキュメンタリー映画「KING OF BULLSH*T THE SAGA OF TOKONA-X」インタビュー出演者記事+α 古川真美子、古川小町、古川 正靖、古川 茂治 ACKEE & SALTFISH / AK-69 / ANARCHY / ANTY the KUNOICHI / Brooklyn Yas / CAZUL DABO ( NITRO MICROPHONE UNDERGROUND) / DJ AKIO / DJ DOPEMAN a.k.a. The Ghetto Navigator DJ FIXER ( M.O.S.A.D.) / DJ MOTO /“E”qual ( M.O.S.A.D.) / G-Conkarah ( guiding star) / G.CUE( PHOBIA OF THUG) HIROYA / ILL-BOSSTINO ( THA BLUE HERB) / Kento Mori / K.K ( CALUSARI) / LOKU / MACCHO ( OZROSAURUS) MASH / Mummy-D ( RHYMESTER) / OLEE LOU / ONI / Rick Steel / ROWSHI ( SHITAKILI IX) / R-指定( Creepy Nuts) RYUZO / SOCKS / SYGNAL / TOMO /T-Pablow ( BAD HOP) / TWIGY / U.X.I ( DIEDRO LOS DIABLOS) ¥elow Bucks / Zeebra /青山 淳一 /アカツカツヨシ ( CHOCO BROTHERS) / 荒野政寿 /伊藤雄介 宇多丸 ( RHYMESTER) / 岡田麻起子 / 岡本正勇 / 漢 a.k.a. GAMI / 小松真実 / 茂千代( DESPERADO) 孫 GONG( ジャパニーズマゲニーズ) / 刃頭 ( ILLMARIACHI) / 般若 /紅桜 / 若野桂 /呂布カルマ Mr.OZ( PHOBIA OF THUG) / 柏木誠, DJ NONKEY,10C&STEALER(G.B.L.) / SOMEKA / 4056&RYUJI (DIEDRO LOS DIABLOS) 吉川英司、村屋光二 Art>> ESPY ONE, CASPER, LOKOKE ONE, SRTM, NOVOL, "E"qual, 呂布カルマ Comic>> ツチヤチカら Colum>> G-Conkarah, Mr.OZ, 妖平 日本のヒップホップ史にその名が刻まれた伝説のラッパーに迫る「TOKONA-X大図鑑」。さらに、「roots magazine」にかつて掲載されたTOKONA-Xのインタヴューや、イベントレポートなど年代を追ってアーカイブ。 さらにはTOKONA-Xによる過激な連載コラム「据え膳喰わぬはXXX」も再登場!そのほか、TX年表やディスクレビュー、当時の写真や手書きのリリック、漫画、フライヤーやアートワークのヴィジュアルなどをふんだんに盛り込んだ完全保存版!ノンフィクション。 一家に一冊、必須です!! 全272ページ:A4変形版:無線綴じ
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over and over magazine / issue 02 “東アジアとナラティヴ”
¥2,500
私たちが生活する東アジア。その多くはメディアを通じてカルチャーやニュースで見聞きしているけれど、実際のところ「東アジア」ってなんなのだろう? 消費するだけでなく、それぞれの物語、歴史や個人の経験に至るまで、そうしたナラティヴに目を向けることできっと今のカルチャーや政治、これからの日々を生きるためのアイデアが見つかるかも。 皆さんと同じように、この1年で私たちの暮らしも変化しました。 新たな出会いや気づきやクリエイティブは新しく、根源にある「何度も何度も」「rhizome」はそのままに。 日常と政治の間に存在する環世界を創造し、様々な二元論を中和、再構築していきます。 --------------------------------------------- 【over and over magazineとは】 アイデンティティ、政治、クィア...それぞれ台湾と日本をベースに、この暗いディストピアな世界で、それでもやむ事のない小さな声を集めて、自分たちの世代で“変化”を起こす雑誌。 日本の政治は戦後からほとんど変わらずにここまでやってきた。何度も何度も失敗をし、歴史修正やレイシズムに加担することでさえも。そうしたものにピリオドを打つこと、同時に我々が見過ごしがちな日々毎日の暮らしという繰り返すものへフォーカスすること。アイデンティティや文脈を持ったものたちに目を向け、消費だけでないカルチャーの捉え方をまなざすこと。複合的な事物の編纂が「over and over」です。 graphic by @saki.sohee direction by @1998kg519 and edit together @1998kg519 @saki.sohee 138P H297mm×W210mm
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over and over magazine / issue 01 "選択"
¥2,000
日々の選択から想起できるものは何だろう。私たちが見ている部分(枝葉)はそこを支えている歴史や思想などの背景(根茎)から生まれるものである。しかしそれらは地中に埋まり、掘り返さなくば実情を確認することはできない。私たちは、それらを"視"、人生で繰り返される選択に適用できているのだろうか。magazineを通して、問いかけたい。 【over and over magazineとは】 アイデンティティ、政治、クィア...それぞれ台湾と日本をベースに、この暗いディストピアな世界で、それでもやむ事のない小さな声を集めて、自分たちの世代で“変化”を起こす雑誌。 日本の政治は戦後からほとんど変わらずにここまでやってきた。何度も何度も失敗をし、歴史修正やレイシズムに加担することでさえも。そうしたものにピリオドを打つこと、同時に我々が見過ごしがちな日々毎日の暮らしという繰り返すものへフォーカスすること。アイデンティティや文脈を持ったものたちに目を向け、消費だけでないカルチャーの捉え方をまなざすこと。複合的な事物の編纂が「over and over」です。 【目次】 ・哲学対話 - 見えない選択とは何か ・エッセイ “our choices” | うえまつ ・「個人的なことは政治的なこと」うちらにとって「個人的なこと」って ・インタビュー with メリッサ 「文化の盗用と“リスペクト”」 ・もっと学び続けようBLM ・買い物は政治的、でもそれって「みんな」のため? ・コスメの選択肢は拡張する。ななむとうえまつpick ・フリープロフ帳 DIVINEなあんたのこと、あーしに教えてよー ・同意を取るとき“どうい”うの? ・選択的ふうふ別姓のあいうえお ・インタビュー with ラビアナ 「カミソリという名の資本主義」 ・エッセイ「ただ住む町のこと選べないってだけじゃない」 | Saki・Sohee ・在外選挙とは誰もが選挙権を行使できる仕組みに ・ニュージーランド・アオテアロアの政治的レプリゼンテーション | おはな ・ファンダムとケア考察 | Kai Miyaki ・Who made my cloth? 見えない過程も辿る ・インタビュー with ANACTION 「日本の環境活動に選択を。」 ・少し拡張したアクションの選択肢 ・身の回りのトキシックマスキュリニティを考える ・選択って何ですか? 語学交換appで聞いてみた ・わたしたちと日々の選択 ・のんびり質疑応答会 68P H297mm×W210mm
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仕事文脈vol.27 / タバブックス
¥1,320
◎MoMoBooksスタッフMoMoBooの絵日記を掲載していただいてます!是非! すべてのゆかいな仕事人のためのリトルマガジン 特集1 売る、買う、悩む 億万長者だったらと妄想する お金なんか消えた社会を夢想する どちらでもない現在地から 買ったり、売ったり、買わなかったり 安いと助かるけどズルしたくない ほかの人のやり方も知りたい 悩み続ける「売る」と「買う」のいろいろ 消費的な消費と、投資的な消費 ヤマザキOKコンピュータ 倫理はトリミングすればいい 呉樹直己 イスラーム文化から私たちの損得勘定思考を見直す 長岡慎介 ちょっとマシなうちらの買い物 オーガニックショップから 暴力や搾取に関わらない買い物の輪づくり 赤塚瑠美さん 自分のお金が虐殺に使われたくない ボイコット商品の動画をInstagramで発信 カワナイさん アップルストア前でスタンディングデモ コンゴ戦争に無知なまま紛争鉱物を消費する私たち もずさん ヴィーガンとして「反搾取」を実践 社会に溶け込んだ構造や加害性に問いを持つ chiharuさん アンケート企画 売るとき、買うとき、これいらなくない? 何を買って、どう生きる? リアリティのある人生の設計図を考える 「みんなで生き残る」ためのインフラを 「独立出版者エキスポ」実行委員会インタビュー 特集2 ユーモア作戦 今って何が面白いんだろう? もう笑えないネタがある 笑い飛ばさないとやってられない現実がある 誰かの足を踏むかもしれない 誰かとつながるきっかけになるかも 傷つきにも、気づきにもなるから ユーモアの作戦を練る ユーモアクリエイティブ 奥田亜紀子 タイトル笑いを当事者の手に取り戻す。東海林毅監督に聞く、クィアなコメディ映画の作り方 ユーモアでレジスタンスする サミー・オベイドのスタンダップコメディ現場レポート アンケート企画 今、何見て笑ってる? 笑えなかったもの編集部座談会 ユーモアクリエイティブ momoboo ◎連載 文脈レビュー 漫画/講演/本/展覧会 文脈本屋さん TOUTEN BOOKSTORE 「聞く」という仕事 辻本力 40歳、韓国でオンマになりました 木下美絵 無職の父と、田舎の未来について。 さのかずや 虹色眼鏡 チサ 男には簡単な仕事 ニイマリコ 仕事文脈コラム ほか A5判/128頁
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彼岸花 / 青色 ひよこ(リイド社)
¥3,300
人生で選べたことなんてあったか? 緊急事態宣言下、追いつめられたオンナの運命は…。 90年代に青春を送り、コロナ禍の〈今〉を生きる 氷河期パンクスの「痛み」と「反抗」の物語。 オルタナMANGA、ついに単行本化! ページ数:448ページ 寸法:20.6 x 14.8 x 3.4 cm
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AKATSUKA MANIAXX!! コンプリートBOXセット/ 赤塚不二夫(ケンエレブックス)
¥6,600
いわずと知れたギャグ漫画の王様・赤塚不二夫の膨大な作品群から、テーマごとに名作(迷作!?)と魅力的なキャラクターをセレクトしたアンソロジー三部作のスペシャルBOXセット。 少レマニアック、でも赤塚ワールドを語るうえでは不可々な名キャラ・迷キャラが大集合。「これホントに大丈夫?」と思わせる展開に目が離せない! 専用BOX付き。 体裁:A5判/仮フランス装 頁数:クレイジー・アニマルズ 336頁/恐るべき子供たち 296頁/アナーキーおじさん 320頁
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それがやさしさじゃ困る / 鳥羽和久(文)、植本一子(写真)(赤々舎)
¥1,980
SOLD OUT
子どもが自分でつかむまで! 大人が「わかったふり」をやめると、対話がはじまる。焦らず、 断ち切らず、観察しつづけるための視点──。学び・進路・日常相談と一年の日記から、関係がほどける瞬間を見つめる教育エッセイ。 『それがやさしさじゃ困る』は、子どもに向けられる「善意」や「配慮」が、時に子どもの心を傷つけ、主体性を奪ってしまうという逆説を、教育現場の最前線で20年以上子どもと向き合ってきた著者・鳥羽和久さんが鋭く描き出す一冊です。 「失敗させまい」「傷つけまい」という大人の"先回り"が、実は子どもの可能性を閉ざしてしまう──。本書では「学校」「親と子」「勉強」「受験」といったテーマを軸に、現代教育の盲点と私たち大人が抱える不安の影を浮かび上がらせます。単なる批判にとどまらず、大人の葛藤や弱さへの眼差しがこめられているからこそ、その言葉は深く胸に響きます。 さらに本書を特別なものにしているのは、ページ下部に並走する一年間の日記の存在です。そこには、卒業生との忘れられない一瞬や、親子の関わりの奥に潜む無自覚な"デリカシーのなさ"への気づきなど、教育の現場で生まれた生の思索が断片的に綴られています。論として伝えられるエッセイと、濾過されない日々の記録が呼応し合い、本書は単なる教育論を超えた、立体的で豊かな手触りを届けてくれます。 解決策を提示する本ではありません。むしろ「間違うこと」「揺れ動くこと」を恐れず、子どもを信じて共に歩むことの大切さを、本書は静かに指し示しています。大人として迷い続ける私たちに寄り添い、伴走してくれる一冊です。 そして本書には、写真家・植本一子さんが鳥羽さんの教室やその周辺で撮り下ろした写真が栞のように差し挟まれています。子どもたちの表情や存在は、エッセイや日記で綴られる思索に呼応し、本書を照らし、「いま、ここ」の空気を手渡してくれるでしょう。
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オフショア 第五号 特集「音楽の聴き方について考える」
¥2,200
『オフショア』はエッセイを中心としたアンソロジー形式の文芸雑誌です。アジアの音楽やアートの情報を発信するウェブマガジン「Offshore」(2011~)が、紙の文芸雑誌となってリニューアルしました。2022年8月創刊。速い情報発信ではなく、「やすい」や「おいしい」でもないアジア。じっくりアジアを考えます。 第五号では、初めて特集を設けてみました。題して「音楽の聴き方について考える」。音楽とアイデンティティ、音楽と“政治”、音楽とアジア表象――。これまでで最も多様な視点を盛り込み、かつ重層的な号となりました。 ■特集「音楽の聴き方について考える」 ・女のインドネシア・ポップス(武部 洋子) ・タイポップと真剣に向き合ったらダイナミック琉球にぶち当たった(DJ 817) ・インドネシアのジャズを聴く会ドキュメント[於:実験的談話室 主水 MONDO](佐藤 マタ) ・中華世界へのまなざし―台湾で撮影されたミュージックビデオを観る(長嶺 亮子・山本 佳奈子) ■生徒として、教員として―とある美術部の歴史とはなし(金 潤実) ■BARよなき2024年業務日誌[抄録](よなき) ■台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係―1990年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として「メディアづくりを通じた市民意識の醸成とは」(和田 敬) ■ザイ・クーニンの表現にみるアイデンティティ―血、海、家(齊藤 聡) ■自炊アナキズム(高岡 大祐) ■私の弘大漂流記(清水 博之) ■消費主義的アジアンカルチャーから足もとのアジアへ(山本 佳奈子) 表紙写真:イラスト:petechen ロゴ・表紙デザイン:三宅 彩 @miyakeaya 四六判・並製本・288ページ・モノクロ
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大切なことはDIVAが教えてくれた ゲイの僕が家族やミソジニーと向き合うまで / 富岡すばる(青弓社)
¥2,200
マドンナや浜崎あゆみ、テイラー・スウィフトほか、差別に抗い、音楽を通して主張しつづけている10人のDIVAの魅力に迫る。彼女たちにエンパワーメントされた経験や、曲を通して気づいたミソジニーやルッキズム、家族の存在についてつづるエッセー集。 もともとオペラ歌手を指し、「わがままな女性」への揶揄としても使われてきた「DIVA」は、近年では女性歌手に敬意をもって使われる言葉へと変化している。本書では、ヒット曲を次々に発表しながら、女性差別や人種差別、LGBTQ差別に抗い、音楽を通して主張しつづけている10人のDIVAを取り上げる。 「大切なことはDIVAが教えてくれた」。「FRaU」や「CINRA」に寄稿する人気ライターが、これまで聴いてきたDIVAの楽曲を紹介しながら、エンパワーメントされた経験をつづり、彼女たちの曲やスピーチを通して気づいたミソジニーやルッキズム、家族の存在について思いを書く。 自己表現を恐れないでと鼓舞するマドンナ、孤独について歌い続ける浜崎あゆみ、「いい子であれ」という抑圧と闘うテイラー・スウィフトほか10人の魅力に迫り、DIVAを追い続けたこれまでを振り返る。音楽とDIVAスピリットに彩られた書き下ろしエッセー集。 目次 まえがき 第1章 ゲイというプライド――マドンナ 自分自身へのカミングアウト 「自分自身を表現して」という言葉 フェミニズムとの出合いと男らしさの呪い LGBTQアクティビズムとの共闘 プライド月間に寄せて 第2章 終わりのない孤独――浜崎あゆみ 孤独を歌うあゆ 「居場所を探して街をさまよう少女たち」のロールモデル 全曲本人作詞によるライフソング セクシュアルマイノリティーへのエンパワーメント 消えない孤独とともに生きること 第3章 血も戸籍もつながっていない家族――ピンク SMバーでみた男女のポジション 身内という存在について考えさせられたコロナ禍 ピンクが見せる2つの「家族」 僕にとっての「家族」というもの 第4章 愛せない容姿を抱えて――ビヨンセ 3回やっても満足できなかった整形 「手術が必要なのは魂のほう」と歌う「Pretty Hurts」 ルッキズムが引き起こす痛み ゲイ男性であることとルッキズム 差別される側から差別する側へ 自分自身に幸せを感じているか 第5章 自分のなかのミソジニ――テイラー・スウィフト 女性のほうが楽に稼げる? 「いい子(Nice girl)」でいること カントリー音楽界の保守性 「ビッチ」という烙印 無意識のミソジニー、捨てられなかったホモフォビア 僕はゲイ差別をするゲイだった 第6章 アイドルへの崇拝と絶望――ブリトニー・スピアーズ 自分を忘れるための「アイドル」 初めて好きになったアイドル、ブリちゃん 同世代のロールモデルとしてのアイドル すべてがエンタメとして「消費」される恐ろしさ アイドルとの同化をやめる 第7章 神様はかつて男性だった――アリアナ・グランデ 「神は女性」というカルチャーショック 「天のお父様」へのお祈り 固定観念へのアンチテーゼ キリスト教とセクシュアルマイノリティーへの抑圧 僕にとっての神様とは 第8章 愛しているけど嫌いという自己矛盾――ホイットニー・ヒューストン 「矛盾している」ことへの恐れ 歌手ホイットニー・ヒューストンが内包する矛盾 彼女は嘘をついていなかった I'm Every Woman――私はあらゆる女性 第9章 愛国心なき者――レディー・ガガ ここに残るための、たった一つの理由 この国に生きるゲイとしての無力感 「日本がいやなら海外に行けばいい」 自分たちにとっての「国歌」 ルールを破ることではなく、自分なりのルールを作ること 第10章 「母」が受けるバッシング――松田聖子 痛みを伴う、自由の体現 アイドルから「スキャンダルの女王」へ キャリアも夢も追いかける母親像 松田聖子と母というDIVAの原風景 プレイリスト あとがき 著者プロフィール 富岡 すばる(トミオカ スバル) 1985年生まれ。ライター。「FRaU」や「CINRA」に音楽・映画などのエンタメおよび、セクシュアリティーや政治についての記事を寄稿している。 Xアカウント:@Lily_to_Rose
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戦争と芸術の「境界」で語りをひらく 有田・大村・朝鮮と脱植民地化 / 山口祐香、チョン・ユギョン(花束書房)
¥2,200
陶製手榴弾を模した架空の焼き物「大村焼」が刻む歴史と表現――。 若手研究者と現代美術作家による対話、論考、エッセイ、そして抵抗のアート。自由を奪われた人々について言葉を交わし、社会とつながり、考え続けるためのたしかな試み。 有田焼がうまれた400年前から現在まで繰り返された戦争と移動、排外主義を考えるために、さまざまな歴史課題を問い直しながら、差別と忘却に抗う言葉を記録する。 [まえがき]「場違い」な私たち――朝鮮と日本をめぐる境界の歴史 チョン・ユギョン 第1章 「大村収容所」から「大村焼」まで 山口祐香 第2章 〈大村焼〉シリーズ/ドットシリーズ/KKWANG!シリーズ 作品解説 チョン・ユギョン 第3章 [対談]ローカルからとらえなおす「戦争と芸術」 第4章 B面の日韓越境史 山口祐香 第5章 [対談]「境界線」でぶつかる音を表現し、語る 第6章 牛歩と遊歩──制度のはざまを歩く チョン・ユギョン 第7章 「故郷」をつくる――有田・人とうつわの400年史 山口祐香 本書のテーマをもっと考えるためのBOOK GUIDE 主要参考文献 初出一覧 山口祐香【著】 1993年佐賀県生まれ。九州大学韓国研究センター助教。2021年九州大学大学院地球社会統合科学府博士課程修了、博士(学術)。日本学術振興会特別研究員、ソウル大学日本研究所客員研究員、神戸大学国際協力研究科特命助教などを経て、現職。 専門は、戦後日韓関係史、在日コリアン史、市民運動史。最近は現代日韓におけるアートと多文化共生にも関心を広げている。主著として、『「発見」された朝鮮通信使―在日朝鮮人歴史家・辛基秀の歴史実践と戦後日本』(単著、法律文化社、2024年)など。 チョン・ユギョン/Jong YuGyong【著】 1991年兵庫県生まれ、福岡県在住。2014年に朝鮮大学校美術科を卒業。 2017年からソウルを拠点に作家活動を続けていたが、韓国の兵役法の改正により徴兵対象となったため、2020年末に日本へ帰国。作品では、朝鮮人の「移動」の歴史を検証し、恣意的に引かれる「境界線」や、戦争と文化との関係に問いを投げかけており、近年は有田焼や大村収容所の歴史を調査しながら作品を発表している。
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GHOST / 大嶋宏和(ジーオーティー)
¥1,595
◎MoMoBooksイチオシの漫画家・大嶋宏和さんの新作。グラフィックノヴェル好きにも強く推したいです! 妻を亡くした元尾吾郎(36)、売れない芸人を続ける野村満(37)、離婚して祖母の家で暮らす富士夫岳志(34)。同じ工場で働く3人がなんとなくツルむのは年齢が近いという共通点でのみ。暗闇一歩手前の日々にブライトサイドはあるのか?
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しゃべって、しゃべって、しゃべクラシー! 憲法・選挙・『虎に翼』 / カニクラブ、國本依伸(タバブックス)
¥1,870
目的のないおしゃべりこそ、民主主義の第一歩! しゃべクラシー=おしゃべり+民主主義(デモクラシー)。 『虎に翼』が縁でつながった、共に関西在住の女性3人おしゃべりユニットとベテラン弁護士。法について学び、選挙の行方を憂い、政治、社会、エンタメ、表現など、縦横無尽に語りまくった。緊急発行して話題となったZINE「参政党憲法をかわりに読んでみた。」を大拡張、読んだらきっとあのモヤモヤを誰かとしゃべりたくなる、元気と勇気と笑いにあふれた1冊。 【目次】 まえがきのおしゃべり NHK連続テレビ小説『虎に翼』をきっかけにつながったカニクラブと國本さん。出会いからZINEの制作、今日に至るまでのまえがきを4人の「おしゃべり」でお届けします。 1章 法でみんな、生き残ることはできる? 『虎に翼』をきっかけに、法や法律について考え始めたカニクラブ。日常にはびこる差別、終わらない戦争や虐殺などに立ち向かう「法」の力はないのだろうか? そんな疑問に答えてもらうべく、法のプロ・國本さんの元を訪ねました。 2章 参政党憲法をかわりに読んでみた。 2025年7月に行われた参議院選挙。「日本人ファースト」を掲げ、差別を煽動する参政党が躍進していることに、危機感を募らせていたカニクラブ。國本さんの呼びかけで、参政党の憲法草案を読み合い、緊急編のZINEを制作することに……。 3章 選挙後、これからどうする? さまざまな問題や課題を残したまま、参議院選挙が終了。この先も続くであろう不安定な状況の中で、ひとりの市民として、チームとして、マジョリティとして、どんなことをやっていけるのか。再び集い、ざっくばらんにおしゃべりしました。 おまけ タイトル案をカニクラした 本書のタイトル「しゃべクラシー」は、おしゃべり+民主主義(デモクラシー)から生まれた言葉です。どんな紆余曲折を経て、このタイトルにいきついたのか。4人で「カニクラする(長時間しゃべることを意味する)」ようすをお届けします。 ・カニクラブ 同級生の女3人のおしゃべりユニット。ドラマや映画などを出発点に、フェミニズム、仕事、政治などについて好き勝手に、真剣に、しゃべりあった内容を収録した鼎談型「おしゃべりZINE」を制作・販売する。 ・國本依伸 大阪弁護士会所属。2002年弁護士登録。2011年度日弁連海外派遣留学生(UCバークレー)。現在は大阪市内にてクニモト法律事務所を開業するとともに保育園理事長を兼務。 編集 浪花朱音 装丁 小松洋子 装画 金 明和 四六判・並製・192ページ
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生活史の方法 ——人生を聞いて書く / 岸政彦(ちくま新書)
¥1,155
地域で、大学で、学校で、家族で、個人で。第一人者による、最良の手引き。 沖縄で30年にわたって聞き取り調査をしてきた著者が、「他者の話を聞く」ことについてまとめた一冊。 「ひとりの人間の、人生の語り」が生活史です。この本は、生活史を聞いて原稿を書き、冊子にまとめて作品とするための手引きとして書かれています。生活史の美しさ・おもしろさから、そのむずかしさ・暴力性まで、これまでの考えをまとめた一冊です。 「この本では、生活史を聞いて書くうえでの、技術的なことを含めたさまざまなことが書かれていますが、本書はいわゆる「マニュアル本」ではありません。……聞き取りをめぐるさまざまなことを書いて、それをきっかけに、他者の話を聞くということについて考えてみたい。この本はそんな本です。」 岸 政彦(きし・まさひこ) 1967年生まれ。社会学者。京都大学大学院文学研究科教授。研究テーマは沖縄、生活史、社会調査方法論。著作に『同化と他者化』『街の人生』『断片的なものの社会学』『ビニール傘』『マンゴーと手榴弾』『図書室』『リリアン』、共著に『地元を生きる』『生活史論集』、編著に『東京の生活史』『沖縄の生活史』『大阪の生活史』『調査する人生』など多数。 判型:新書判 ページ数:304
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まちは言葉でできている / 西本千尋(柏書房)
¥1,980
「再開発の言葉」から、「足もとの言葉」へ。「まちづくり」現場の20年を記録した、抵抗の随筆集。 “行政やデベロッパー主導の「まちづくり」に「わたし」は居ない。町にはひとりぼっちで居られる場所も、ひそかに涙を流す場所も必要だ。” ――森まゆみさん “暮らしに対して、ひとりひとりが誠実であるとはどういうことか。こういうことだったのだ。” ――武田砂鉄さん “行政やデベロッパー主導の「まちづくり」に「わたし」は居ない。町にはひとりぼっちで居られる場所も、ひそかに涙を流す場所も必要だ。” ――森まゆみさん “暮らしに対して、ひとりひとりが誠実であるとはどういうことか。こういうことだったのだ。” ――武田砂鉄さん 都市計画の中で妊婦や子どもや障害者や女性や高齢者の存在が想定されていないこと、安全で快適な空間のためにホームレスの人々が排除されてきたこと、「公園まちづくり制度」の名の下に緑豊かな公園がなぜか消えていくこと、歴史ある町並みや昔ながらの銭湯を残すのがこんなにも難しいこと、「創造的復興」が被災者の生活再建に結びつかないこと―― 目の前にあるまちは、どのようにして今あるかたちになったのか。誰がそれに同意したのか。住民にまちを変えていく力はあるのか。「みんなのため」に進められる再開発の矛盾に目を凝らし、その暴力性に抗っていくために、専門家や行政の言葉ではなく、生活にねざした言葉でまちを語り直したい。 “すベて景色の前には「言葉」がある。わたしたちは「言葉」でまちをつくってきた。ある日突然、そこにブルドーザーが現れるのではない。必ず、その前に「言葉」がある。だからその「言葉」が変われば、ブルドーザーの現れ方も、立ち入り方も、去り方も変わり、まちのかたちも変わる。”(本文より) 「まちづくり」に関わるようになって約20年、現場で味わった絶望と反省を、各地で受け取った希望を、忘れないために記録する。ごくふつうの生活者たちに捧げる抵抗の随筆集。 【著者略歴】 西本千尋〈にしもと・ちひろ〉 1983年埼玉県川越市生まれ。NPO法人KOMPOSITION(居住支援法人)理事/JAM主宰。2003年から商店街、景観、観光、歴史的建築物、町並み保存、エリアマネジメント、居住支援等、各種まちづくりに携わる。跡見学園女子大学兼任講師。 判型:四六判 ページ数:216
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私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている / 古賀及子(晶文社)
¥1,870
「文学フリマ」が毎回入場者数を更新し、日記本がブームになり、自分でも日記を書きたい・noteで公開したい・ZINEにまとめたい……という人が増えているなか、日記エッセイストの第一人者が、日記を書く際の独自の経験知と秘密を大公開。その実践例としての日記もあわせて収録。日記を読みたい人にも、書きたい人にも、いますぐ役立つアイデアと実例が満載の、これからの日記作家に捧ぐメタ日記エッセイ。 「これから私は日記について書きます。これまであちこちに書いたり、お話ししたりしてきた、日記について私なりに思うことを、ほんの少しですが、ここにまとめます。/日記は人それぞれに方法があって、方針があって、ロマンがあるものです。ここに書いたことは、すべて、単なる私の考えでありやり方ですから、どうかその点ご了承ください。てんで勝手に書けるのが、日記のよさのひとつです。」(本文より) 【目次】 1 私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている おばけは怖いけど、私はこれから、日記について書きます/文ではなく、日記を書こうと決めた/かけがえなさというのは、思いがけなさのなかにあるんじゃないか/前日の景色を観察するためのメモ/日記は、書くだけ、あとは何もいらない/日記と秘密/毎日の日記、よりぬく日記、編集する日記/日記で世界を作る/生きた昨日を、ただ思い出す 2 私が愛するあなたの凡庸のすべて 私が愛するあなたの凡庸のすべて/互いにとっての静けさとなれ/明日が誕生日でないのが信じられない/あずかり知らぬ無限/見るべきは屋根/コツは地上に出ないこと/元気な体の私の隠喩/押すと実現するボタン/人間の味方/欲しいものは無い、有るものが欲しい 3 じゃがりこを買う人だけが私にとってかわいい、なんだこの感情は 餅をみちぎる威力を応用し/まだ出す力を持っている/なんだかいつも、これ以上着るものがないし脱ぐものもない気持ちだ/服の似合わなさの絶望をすくう/50メートルって「走」じゃないか/世界が変わる、ここが地点だ/うどんにおなり/地金は売らずにまた会おう/遠くの楽しさはいつもすこし悲しい/てっきりそれが終わりの合図だと/時間の種類の豊富さを味わう/じゃがりこを買う人だけが私にとってかわいい、なんだこの感情は 点と点が線でつながっただけで脱出──あとがきにかえて ◇古賀及子(こが・ちかこ) 1979年東京生まれ。エッセイスト。著書に日記エッセイ集『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』(素粒社)、『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)、エッセイ集『好きな食べ物がみつからない』(ポプラ社)、『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)等がある。 四六判並製 280頁
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コレクターズパレード 100人の収集生活(小鳥書房)
¥2,200
【ひとり暮らし100人の生活を綴ったエッセイ集 『ワンルームワンダーランド』に続く待望のシリーズ第2弾!】 2歳の男の子から大学生、主婦、会社員、本屋の店主、音楽家、DJ、茶道家、公認会計士、カウンセラーなど、年齢も職業も住む場所もさまざまな100人に「なにか集めているものはありますか?」と尋ねるところからスタート。 「つい集めてしまう」 「なぜか捨てられない」 「自然と集まっていた」 と、それぞれが好きなものをささやかに集めて暮らす、収集生活の楽しさや苦悩。 人知れず集めたコレクションと、それが置かれた部屋の写真をエッセイとともに収録しました。 ページをめくるたびにコレクションたちが次々と姿を現し、個性を纏って歩みを進めていく。 色も形も背景も異なるものたちが連なってゆく光景は、まるでパレードのよう。 「捨てられなくて溜まっていくもの」から「夢を引き継ぐもの」まで、 100人の暮らしに散りばめられた小さな「心のときめき」が、このパレードを彩ります。 「なんかいい」と感じるものたちによって、日々がちょっと豊かになる。 本書は、誰かの瞳を輝かせるものや、誰にも気づかれない日常の断片をすくいあげるコレクションを通して、“好き”に触れるよろこびと、自分を大切に思う感覚を呼び覚まします。 あなたのそばにある、「なんでもないけど、なんでもなくない」ものたち。 その存在もまた、ひそやかなコレクションなのかもしれません。 <収集しているもの> ブローチ、空き瓶、カセットテープ、スティックシュガー、お菓子の空き箱、日本酒のワンカップ、貝殻、ミニカー、埴輪、こけし、赤べこ、マニキュア、石、映画フライヤー、チケットの半券、食べ物販促シール、レシート、寝癖メモ、蚊の標本、レコード、マグネット ほか ■ 自分だけのなにかを好きでいる人の姿は、なんて眩しいんだろう。 誰かにとっては気に留めることもなく通り過ぎてしまうのに、別の誰かにとっては特別な意味を持つものがある。それは日常のいたるところに潜んでいて、ふいに光を放ってきて、こちらを魅了したりする。 ーー「はじめに」落合加依子(小鳥書房) ■ ページをめくるたびに知らない誰かが生活する姿が思い浮かぶ。 今日もどこかでそういう人が生きているのだと想像することは、何だか悪くない。 ーー解説「とあるコレクターの末路」花田菜々子(蟹ブックス店主) エッセイ:1 0 0 人の皆様 編集:落合加依子(小鳥書房)、佐藤友理 装丁・組版:佐藤友理 イラスト:にゆ 印刷・製本:シナノ書籍印刷株式会社 B6サイズ(188mm × 128mm)、並製、240頁、オールカラー
