-
捨てた紙、捨てられない紙 / スズキナオ(和久田書房)☆特典ポストカード付き
¥2,200
なぜか捨てられない、様々な紙への乾いたユーモアと柔らかな愛。 現代エッセイの名手による集大成的1冊! 「なんでこんなものまで取ってあるんだよ!」と、過去の自分に対して腹が立つほど、各時代の自分が捨てられずに残してきた紙たちが部屋のあちこちから現れる。どうして捨てられないのだろう……膨大な量の紙を見つめて、改めてそれら一枚一枚に対する思い入れを文字にしてみようと思ったーー(あとがき「捨てた紙」より) 誰もが家のどこかにある〝捨てられない紙〟。そこに浮かび上がるのは、ささやかな日々の記録、今はもうない店や場所、家族や友人との時間……それらを乾いたユーモアと柔らかな愛をたたえた視点で炙り出す珠玉のエッセイ。なんでもないような日常や、旅、酒、店、音楽、そしてあまり語られなかった幼少期や学生時代のこと……。図らずもスズキナオの集大成的な一冊になりました。 【目次】 はじめに ーー捨てられない紙に囲まれて 第一章 なくなった場所の紙 一点の曇りもなく、楽しいだけの時間 一度きりのハイボール 大きなお好み焼き 淡路島の銭湯 あの店の続き オルグのこと 「プラネタリューム」という名のお菓子 書くことに対しての無責任さ 第二章 家族の紙 だいたいは適当でいいでしょ なをちやん かうさんより 向かい合って きっといい一日だった 何もかも許してもらえる土地 伯父の顔 自分でつくったシャービックの味 誰にも読まれることなく、私に渡された さくらももこと結婚したい 今の私から、ありがとう 第三章 自分を思い出す紙 島での記憶 テクノを好きになって 諦めてはいない、だが何もしてはいない わさび巻を食べて泣いた 手のひらに走る光 悪い事はしなかったが、良い事もしなかった 大仏を前に重なる時間 あの海に行く前の私 プロのサーファーだった私 しっかり足を踏み出して コピーライターに憧れて 深夜番組が好きだった みんなに回復を願われていた 就職活動にまつわる記憶のすべて 森田童子のCDを買ってもらう あの日の気分が蘇ってくる 第四章 うれしい紙 ショートカットの女性 本物の野球よりファミスタの方が面白いんじゃないか 雪の犬小屋 どこかであのみんながレコードをかけている はじめてもらった評価 幸せなバンド ダンスミュージックとサブカルチャーに救われた 記憶にないライブ 暗い記憶、楽しい記憶 お金を払ってもできない旅 勝手にまち探訪 優しい声 ジャニスの想い出 第五章 よくわからない紙 とにかく、立ってちゃんとするまで 腐った声 イメージの幽霊 自信をとりもどすために あのチラシの人? お金がほしい日は昼にTEL くるったように せかいがまわる それ、本に戻さないの? 馴染みの店があったなら T君のこと 何もない街 捨てた紙 ーーあとがきに代えて 著者 スズキナオ 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。ウェブサイト『デイリーポータルZ』などを中心にエッセイやコラムを執筆。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと 増補新版』『新幹線から見えたすき家へカレーを食べに行く』『家から5分の旅館に泊まる』『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』(以上、太田出版)、『酒ともやしと横になる私』(シカク出版)、『「それから」の大阪』(集英社新書)、『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』(新潮社)、『ずっとあった店』シリーズ(ことさら出版)など多数。酒場ライター・パリッコとの共著に『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『そこそこでいいんだよ 「酒のほそ道」の名言』(太田出版)ほか、古賀及子との共著に『文通 答えのない答え合わせ 』(シカク出版)などがある。人力テクノラップバンド「チミドロ」のメンバーであり、シンガーソングライターbutajiとのユニット「遠い街」など音楽活動も行う。
-
国歌と反国歌 / 小島岳彦(晶文社)
¥2,640
「国歌」はどう生まれ、 人々はなぜもう一つの歌 反国歌を求めたのか アメリカの「星条旗」と「アロハ・オエ」、中国国歌と「何日君再來」、イギリスの「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」と「蛍の光」。「国歌」はどのように生まれ、なぜ人々に歌い継がれてきたのか。 本書は、これらの歌に秘められた歴史・政治・文化の交差点を、2000年代以降に明らかになった新一次資料をもとに描き出す。 さらに、ハワイ王家の対日接近、グラバーとその末裔、中国国歌が日本で生まれた経緯など、日本近代史との深いつながりにも光を当てる。 単なる国歌論を超え、歌に刻まれた国家と民衆の記憶を読み解く歴史ノンフィクション。 【目次】 序 第一部 アメリカ合衆国編 「星条旗」と「アロハ・オエ」 聖地の歌 ハワイへ 日本との連合 軍艦浪速 アメリカ合衆国国歌の誕生 一八一二年戦争 史実と歌詞の違いのしめすもの フランシス・スコット・キーのその後と、インディアン戦争 ジャクソン大統領とフランシス・スコット・キー 南北戦争と国家分断の道 オリンピック国歌事件の本当の意味 アメリカ国歌「星条旗」の命運 リリウオカラニとハワイ ハワイ共和国と「併合」 「アロハ・オエ」 第二部 中華人民共和国編 「中華人民共和国国歌」と「何日君再來」 抗日歌はなぜ日本で生まれたか 作曲者 田漢 文化大革命 作曲者 聶耳 「亡国の歌」 周璇と「何日君再來」 天安門事件と民主化支援コンサート 第三部 イギリス編 「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」と「蛍の光」 イギリスの二つの国、二つの国歌 「誰から」女王陛下を守るのか ピストルズの「国歌」 スコットランドへ ウィリアム・ウォレスとスコットランド独立戦争 ロバート・バーンズと「別れの歌」 トマス・ブレイク・グラバーの生涯 朝鮮 長崎 終着地 「君が代」―あとがきにかえて 参考・引用文献 ◇小島岳彦(こじま・たけひこ) 編集者・歴史研究者。1959年、群馬県生まれ。太田高校、学習院大学卒。『昭和天皇実録』書籍版担当をはじめ、歴史・文芸・音楽書などを編集、執筆。ちくわ研究サイト「ちくわの森」主宰。
-
マザーファッカー あるブラックパンサー党員の物語 / シルヴァン・リカール 著、ギヨーム・マルティネス イラスト、原正人 訳(誠文堂新光社)
¥2,200
黒人民族主義運動・解放闘争を展開していた急進的な政治組織 ブラックパンサー党の一員であるひとりの男を描いたバンド・デシネ作品。 彼の名はヴァーモント・ワシントン。 アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンに由来する姓と、独立13州に続いて合衆国に加盟したヴァーモント州に由来する名を持つ男。 それはアメリカの自由を象徴する名前だが、1960年代半ばのこの国で暮らす黒人にとっては皮肉な名前でしかなかった。 ヴァーモントと彼の家族は、日常的に不正義と侮辱にさらされている。彼が住む町には、いまだ奴隷制と南北戦争の残骸が影を落とし、クー・クラックス・クランの亡霊がうろつく人種差別が横行していた。 ブラックパンサー党の一員であるヴァーモントは、権利と平等を獲得するため、党の「十項目綱領」に則って、戦うことを決意する。 そんな彼を見て、仲のいい白人の友人たちは、面倒なことが起きないように注意したほうがいいと忠告するのだった。 黒人と白人の間の賃金格差やカフェでの差別的対応、絶えざる挑発や侮辱にさらされつつも戦いを続ける彼に、やがて悲劇が訪れる…
-
小宮山雄飛のツマミ百景 / 小宮山雄飛(晶文社)
¥1,870
餃子、レバニラ、春巻き、板わさ――。 カレー本でベストセラーを生み出した「ホフディラン」小宮山雄飛が次に目を向けたのは、身近で奥深いツマミの世界。 おなじみの一品一品から広がるのは、食べ方の流儀、つい熱くなるこだわり、どうでもいいのに放っておけない論争、そしてツマミを前にした人間たちのなんともいえない愛おしさ。食べものについて綴っているのに、いつしかその向こうに人の癖や気分まで見えてくる。 読めばお腹がすき、誰かと一杯やりたくなる、そんな一冊です
-
内田裕也、スクリーン上のロックンロール / 内田裕也(キネマ旬報社)
¥2,420
内田裕也、最後の超ロングインタビュー ロックンローラーが映画に賭けた全記録をここに 「昭和、平成と日本に生存したロックンローラー=内田裕也、ついに絶滅……ロックと共に精一杯生きた男の証(あかし)! 」――ビートたけし(帯文より) 2019年3月17日、ロックンローラー=内田裕也が亡くなった(享年79)。 「ロックの神様」と呼ばれた男は音楽だけではなく、映画俳優としても活躍。神代辰巳、曽根中生、長谷部安春、若松孝二、大島渚、リドリー・スコット、そして勝新太郎……巨匠・名匠・鬼才たちと共に、数々の傑作を生み出していった。 音楽と映画というジャンルを超え、最後の最後までロックンロールした男・内田裕也の俳優人生に焦点を絞り、その軌跡を辿る全篇新録の超ロングインタビュー。 【もくじ】 ■Rolling……Action! ロックンロールなムービースター 「ブラボー! ブラボー! 」/映画のロックンロール/なぜか受賞、ロックンロールパーティー/神戸の文学少年/お前、音楽の才能ないな/ジョンはまだ、生きている気がする ■ローリングRolling01 東宝、東宝ってコノヤロウ! 『素晴らしい悪女』『クレージーだよ奇想天外』 チャップリンだよ、チャップリン/強い女/ナベプロ帝国の迫力/C調のチンピラ/植木さんはあの声と、存在自体がもう面白かった ■ローリングRolling 02 型破りの犯罪者 『不連続殺人事件』『実録不良少女・姦』『スーパーGUNレディ ワニ分署』 ゴールデン街で見た夢/おぉーい……ロックンロール! /男女の戦場/しゃべらない強盗 ■ローリングRolling 03 神代辰巳と姫田眞左久 二人の天才 『少女娼婦 けものみち』 吉村彩子、綺麗なコだったぜ/セックスと暴力/飛翔と墜落/神代辰巳の耳、橋本文雄の耳/ロックンロールなロマンポルノ ■ローリングRolling 04 優作と力也 『ヨコハマBJブルース』『ブラック・レイン』 「俺も賞を獲ってやる」「絶対獲れますよ」/安岡力也でお願いします/ヒューマン・ビーイングが大切だ/力也のロックンロール/「ありがとう! 受かったんだよ!!」/「ダブルって呼んでくれ」 ■ローリングRolling 05 『猥歌』、俺の代表作だよ 『嗚呼! おんなたち 猥歌』 「自分に対して拍手しろ」/あのヤロウ、男ならブッ飛ばしてやる! /ロックンローラーらしい身体(からだ)/最底辺への転落/沢田研二と萩原健一/「与作やれ与作! 」 ■ローリングRolling 06 「プール・ウィズアウト・ウォーターね」(オノ・ヨーコ) 『水のないプール』 全裸をコレクションする男/ザマアミロ! ■ローリングRolling 07 俺と崔さんのデビュー作 『十階のモスキート』 漢字が多いからって別に、いいホンってわけじゃねえよ/崔洋一、ゴールデン街最強伝説/全部、覚えてる/小泉今日子と佐藤慶/「アルコールは、神経を鈍らせる」/ここはゼッタイ、熱海だよ/感じないセックス/神代辰巳が響いてる/これだけはゼッタイ、言わせてもらう/ロックのステージと、まったく一緒だよ/誰のためでもない! /「裕也、ワンス・アゲイン」 ■ローリングRolling 08 嘘から出たリアル 『コミック雑誌なんかいらない! 』 現実とのデッドヒート/ビートたけしと昭和の犯罪/「山口組に豊田商事……ヤバいのばっかりだから! 」/キナメリ=裕也のゲリラ精神/お化けのロック/ふたりの桃尻娘 ■ローリングRolling 09 『花園の迷宮』 ロックンロールやってる内田ですけど、なにか失礼ありましたか? 金属バットで京撮入り/愛憎を焚く男/性(セックス)をジャンプしろ! /島田陽子とバッチバチ ■ローリングRolling 10 座頭市とロックンローラー 『座頭市』 「ストーンズ好きなんだろオマエ? あっかんべーだよ」/最強VS最強/「意外とやるじゃねぇか」/芸は倒産しない /「ロックンロールの顔してください」/「とにかく出てくれ! 」/カツシンと宮沢りえ/天才との別れ ■ローリングRolling 11 宮沢りえとタケちゃんマンin Paris 『エロティックな関係』 若松孝二、矛盾だらけの男/Welcome to Paris! ■ローリングRolling 12 セルフ・カヴァー/リ・クリエイション 『餌食』『魚からダイオキシン! ! 』/『エロチックな関係』『エロティックな関係』 ピンクとロックの初セッション/『市民ケーン』をやってやる! /本木雅弘と軍艦島/無人の炭鉱島/本木雅弘と軍艦島/映画の魔法/宮沢りえの探偵「ごっこ」/佐藤慶、パリのSMマニア/探偵と旺盛な女/きめてやる今夜/探偵とスリ ■ラスト・ローリングLast Rollig スクリーン上のロックンローラー 映像とロックンロールの時代
-
リスペクト 神戸のラッパー3人とわたしの20年 / 宮下裕加
¥1,980
神戸で20年以上活動を続けているラッパー、神門さん、ZIGENさん、小林勝行さんに、ラップとの出会い、ラッパーになったきっかけ、初めてステージに立った日のこと、創作や表現との向き合い方、訪れた転機や葛藤などをロングインタビュー。 著者とアーティストの付き合いの長さもあり、他では出せないリラックスした雰囲気を感じれるZINEです。 巻末には3人と著者の貴重な座談会もあり。
-
THE CROWD ele-king presents HIP HOP JAPAN / 二木信 監修・編集(ele-king books)
¥2,200
ヒップホップ/ラップ専門誌『THE CROWD』が満を持しての日本ラップ特集! いま日本のラップはどうなっている? めまぐるしく変わるシーンを追跡、その「いま」を見渡しつつ、2020年代前半をプレイ バック!! ここ5年の現場のリアル、スタイルの変遷に迫る必読の1冊! 特集=2020年代の日本ラップ 巻頭インタヴュー:BADSAIKUSH(舐達麻) インタヴュー:Reichi、OMG(Worldwide Skippa、you geek、DJ KANATO)、YamieZimmer、凸凹。、DJ YAS×DJ Quietstorm 2020年代のシーンを知るための曲50選/アルバム50選 ほか アーティストの撮りおろし写真もふんだんに掲載! 目次 特集=2020年代の日本ラップ ◆巻頭ロング・インタヴュー BADSAIKUSH ◆インタヴュー Reichi OMG(Worldwide Skippa, you geek, DJ KANATO) YamieZimmer 凸凹。 SpiderWeb DJ YAS & DJ Quietstorm ◆座談会 VOLOJZA × AIWABEATZ × 没 a.k.a NGS(Dos Monos / 5 Star Cowboy) × CHIYORI 転機はコロナ禍、2020年代のもうひとつの潮流──アンビエント/ニューエイジ、フォンク ◆2020年代のシーンを知るためのディスクガイド 曲50選 アルバム50選 (伊賀丈晃、市川タツキ、島岡奈央、高久大輝、つやちゃん、二木信、二宮慶介、MINORI、吉田大、吉田雅史、渡辺志保) ◆コラム valknee 「暮らしを良くする向上心」と「悪くはないからこのままで」 つやちゃん スナップライン宣言──共同体の空気を保存する、2020年代日本語ラップの新しいリリック 仙人掌 公園から見える景色 中村拓哉 レンタル品の過去──ポスト日本語ラップの2020年代を折り返す ◆対談 渡辺志保×MINORI 「音楽ジャンル」を超えた20年代──フェス、キュレーション、マーケットの視点から見る 二木信×高久大輝 Talkin' About Rap──アンダーグラウンド、クラブ、そして政治 磯部涼×LilPri ニッポンのラップ、その土着化の系譜──ヤンキーとやりらふぃー、ペイン系をめぐって プロフィール Outro 表紙写真:船津晃一朗 アート・ディレクション/デザイン:大田拓未
-
とにかく、トッポッキ / ヨジョ 著、澤田今日子 訳(クオン)
¥1,430
「私はトッポッキでできている」 韓国の人気シンガーソングライター、作家、書店店主のヨジョが、 一緒に食べた友人たち、通い続けた懐かしいお店をはじめ トッポッキにまつわる思い出をユーモアいっぱいに綴ったエッセイ集。 「ビルの地下にある古い店に通い、トッポッキを食べて大人になっていった人たちの人生を思った。ある人は、自分を育ててくれた食べ物を改めて味わいながら、よく似た子どもを抱いて静かに父や母になっていく。またある人は、その過程を経て、家族を連れてまたここを訪れる。この小さな店で、どれだけ壮大で美しいものが育まれ、羽ばたいていっているのかを、店主のキム・ギョンスクさんは知っているだろうか」 ーヤングスナックトッポッキの味の神秘 より 著者:ヨジョ 1981 年、韓国ソウル生まれ。本名シン・スジン。 シンガーソングライターに作家、済州島(チェジュド)の書店「本屋無事」の店主などいくつもの顔を持つ。 2007 年より本格的に音楽活動を開始。『コーヒープリンス1号店』(2007)をはじめとしたドラマのOSTや映画、テレビCMの楽曲も多数制作、参加している。 作家としても精力的に活動し、書店を運営する日々を記録したエッセイ『今日も、無事』(2018)、作家イム・キョンソンとの共著で交換日記形式のエッセイ『女として生きてゆくわたしたちへ』(2019)などを執筆。近刊には、自分自身を主題としたエッセイ『失敗を愛する職業』(2021)がある。本や作家をテーマにしたYouTube トーク番組「たかが本、されど本」では進行役もつとめる。 澤田今日子(翻訳) 1987年生まれ、広島県呉市出身。 広島大学総合科学部でフランス語を専攻。読売新聞大阪本社勤務を経て、大学時代に始めた韓国語を引き続き学ぶため、韓国外国語大学校語学堂に留学。
-
BLUEPRINT THE RECORDS(サイゾー)※特製ステッカー付き
¥3,960
SOLD OUT
新しく刊行される『BLUEPRINT THE RECORDS』は、 『BLUEPRINT THE MAGAZINE』の総集編に位置付けられる書籍。 表紙‧巻頭インタビューでは、新録であるBADSAIKUSH(舐達麻)が登場する一方で、中面では Zeebra / SEEDA / ILL-BOSSTINO / ANARCHY / LEXなど過去の『BLUEPRINT THE MAGAZINE』の表紙を飾ってきたアーティストたち、7 / JNKMN / $MOKE OG / GREEN ASSASSIN DOLLARなど中面で特集してきたアーティストたちの過去インタビューが掲載されています。 ◆COVER STORY / BADSAIKUSH 外部の事情なんて、入り込む余地はない 「音に導かれ、言葉と生きる」 【2万字超 / ロングインタビュー28ページ】 「俺にとってヒップホップって文学なんですよ」 舐達麻を率いる稀代のリリシスト‧BADSAIKUSH。 日本語ラップのシーンを塗り替えたヒップホップクルーだが、 最後のオリジナルアルバムリリースは2019年のこと。 特にこの数年はほとんど表舞台に現れず、沈黙を守っている。 『BLUEPRINT THE RECORDS 001』のロングインタビューで、 BADSAIKUSHが、舐達麻の“現在”について、 ついにその重い口を開く。 舐達麻という形について、ヒップホップという生き方について、 家族への向き合いについて、そして、BADSAIKUSHの偽らざる心境について─。 ■FAQ Q1 : 『BLUEPRINT THE RECORDS』とは? 『BLUEPRINT THE MAGAZINE』の総集編に位置付けられる書籍です。 今号では、表紙‧巻頭特集には新録であるBADSAIKUSH(舐達麻)を迎えていますが、中面に関しては『BLUEPRINT TH E MAGAZINE』のvol.0~vol.2の内容が掲載されています。 *注 : 『BLUEPRINT THE MAGAZINE vol.1』で表紙を務めた唾奇のインタビューは今回の総集編には再録されておりません。 Q2 : なぜ『BLUEPRINT THE RECORDS』を発行するのか? 『BLUEPRINT THE MAGAZINE』は、ラッパー、HIPHOPシーンに関わる方達の「青写真」を伝えていくアーカイブメディアとして運営されてきました。 HIPHOPは、ライフスタイルであり、生き様であると思うので活動‧楽曲の裏側にあるラッパーの生い立ち、日常、心の中にあるリアルな思いをロングインタビュー‧動画の形で読者の方に伝えていくことで、よりHIPHOPの魅力を伝えるお手伝いをできればと思っています。 大切にしているのは「消費はされるけど、風化はしない」こと。今まで刊行していた雑誌とは違う時間軸で消費される書籍という形で登場してくださったラッパーや、HIPHOPに携わる方々の生き様を記録すべく、刊行することにしました。 Q3 : 『BLUEPRINT THE RECORDS』の目次は? COVER BADSAIKUSH 外部の事情なんて 、入り込む余地はない BADSAIKUSHは音に導かれ、言葉と生きる Zeebra Zeebraと日本語ラップの30年 “Daddy”の看板を降ろしたその先に伸びる道 SEEDA SEEDAが“リアル”でいるためのたった一つのルール 心に嘘をつかない ILL-BOSSTINO ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)が胸に抱く、愛と殺気 ANARCHY ヒップホップに愛された自由人の深淵へ ANARCHYとは、言葉。 LEX LEXの実像 悪役に憧れた少年は、スーパーヒーローに 7 7は和歌山から征く 縛られず、充たされず、偽らず JNKMN JNKMNを生んだ方程式 音楽、SNS、ラーメンを貫くストリートの美学 $MOKE OG 仲間と言葉が、自分を導いてくれる $MOKE OGの原風景 GREEN ASSASSIN DOLLAR GREEN ASSASSIN DOLLARの頭の中 音に狂い、音と共に在る DJ TATSUKI 不退転の覚悟 DJ TATSUKIを押し上げた教え Brooklyn Yas 今なお燃え盛る Brooklyn Yasの情熱 成功と失敗の分水嶺
-
モニカ / ダニエル・クロウズ(PRESS POP)
¥2,970
『モニカ』は作者ダニエル・クロウズにとって、前作『ペイシェンス』から約7年ぶりとなる新作だ。描きおろしの長編コミックである本作は、9つの章に分かれている。中心となるのは主人公モニカと、彼女の母親ペニーの物語だが、舞台はベトナム戦争、カルト教団の根城、カリフォルニア州のひなびた保養地など、多岐にわたる。描かれる内容も、ハードボイルドから宇宙的恐怖、そして老いらくの恋まで実に多彩だ。 『ゴーストワールド』以来となる女性を主人公にした最新作『モニカ』には、『鉄で造ったベルベットの手袋のように』の悪夢めいた不条理もあれば、『ウィルソン』のように人生を見渡す深いまなざしもある。クロウズがこれまでに描いてきたさまざまなテーマが、形を変えて織り込まれている。さらに、1950年代のECコミックスから、マンガの源流の一つとされるロココ時代の画家ウィリアム・ホガースまで、広範な影響が表現に生かされている。 キャンドル販売店の経営者だった主人公の人生をたどりつつ、人類の歴史を浮き彫りにするため、クロウズが持てる技術と知識を総動員した野心作である。めくるめく展開の語り口はあくまでも平易ながらも、実に濃密な作品であり、一度読み終わっても、再読すれば細部の些細なつながりにあらためて気がつくだろう。 1980年代から現在まで、コミック界の最前線に立ち、進化を続けるダニエル・クロウズが、またもや頂点を更新した『モニカ』。年来のファンはもちろん、公開25周年を迎える映画『ゴーストワールド』で初めてその存在を知った方々も、ぜひ手に取って、すみずみまで味わってほしい。
-
WHAT GOES ON / キングジョー(PRESS POP)
¥3,300
2007年、時代に先駆けて発売された手描きレコードジャケット画集「SINGLES GOING STEADY」から14年、キングジョーによる手描きフライヤー画集「WHAT GOES ON」発売! ジョーが手がけた、四半世紀を越えるイベント告知フライヤーのうち、現存するものをあますところなく収録!! ロック/パンクのアートワークや映画・アニメ・漫画・テレビ・小動物ほか、目についたあらゆるものを題材としたイベント告知フライヤーの数々・・・「デジタル」や「テクノロジー」、「効率」や「費用対効果」等の言葉に中指立てたパンクスDIY精神が放つ圧倒的ドローイングのパワー、すなわち「ドRAW POWER」が炸裂! 「ストゥージズ、ルー・リード、ストーンズ、ラモーンズ,ジョナサン・リッチマン、ゴリーズ、ザ・ヘア、THE 5.6.7.8'S、ギターウルフ、ルースターズ、シナロケ、RC、その他無名のガレージパンカーたち・・・何かにつけてもじりたくなるし、ちなみたくなる。(中略)10代で出会ってしまったロックを未だにず~っとひきずってるのだ。忘れるなんてできっこない・・・誰にも!」 - キングジョー(本書後書きより) 著者本人による、自らの行動原理を綴った後書きも必読!! 変わることのない初期衝動と愛を燃料に、独自の(原始的)手法で描かれたイベントフライヤー172枚・・・FOR ALL TOMORROW’S PARTIES!
-
脱法 / 磯部涼(大洋図書)
¥1,980
合成大麻にゾンビタバコ、処方箋薬のオーバードーズ。 日常のすぐ隣で蔓延する「脱法」はもはや社会現象。 “普通の人”がなぜ、グレーゾーンの“沼”にハマるのか。 大ベストセラー「ルポ川崎」著者が10年以上追い続けた取材の集大成に刮目せよ。 『脱法』ーーいま、そう題された本を開いたあなたは、おどろおどろしい内容を期待しているだろうか。 その欲求にも少しは応えられるとは思うが、これから書くのは、至って“普通”の話である。 この本では主に、いわゆる“脱法ドラッグ”について取材してきたことをまとめ、そこから見えてきたことについて書いている。 「ひとが傷つき、死んでいるのに“普通の話”?」。 そう眉をひそめるかもしれない。しかし、普通だからこそ恐ろしいのだ。(まえがきより)
-
新しいインド音楽の世界 混沌と刺激のサウンドを求めて/ 軽刈田凡平(春秋社)
¥2,640
「映画」や「カレー屋のBGM」など、さまざまなトピックから、いま世界でもっとも熱くて面白い新たなインド音楽の世界を描く。 いま、世界でもっとも面白いインドの音楽シーンをめぐる書籍。案内人はインド音楽ライター、その名も軽刈田凡平(かるかった・ぼんべい)。「インド映画の音楽」「カレー屋で流れるBGM」「自分探しの旅としてのインド」、ビートルズ、トランス、ロック、ヒップホップ、EDM、古典音楽……など、さまざまなトピックから新たなインド音楽の世界が切り開かれる!
-
別冊ele-king 音楽が世界を変える──プロテスト・ミュージック・スペシャル(ele-king)
¥2,310
音楽には世界を変える力がある── 混迷きわまる現代日本において、声をあげつづける音楽家たち 目次 世界を変える音楽の力(野田努) [インタヴュー] Mars89+Miru Shinoda 低音で空間を制圧する──Protest Raveのこれまでとこれから(小林拓音/野田祐一郎) 寺尾紗穂 ガラッと変わってしまった世界で、それでも歌いつづける(二木信/川島悠輝) 津田大介 社会全体が不感症になっているいまこそ音楽の力が必要だ(二木信/河西遼) マヒトゥ・ザ・ピーポー 俺はすごく面白いですね、この流れはすべて、試されてるなと思う(野田努+小林拓音/野田祐一郎) ダースレイダー 乱世にこそ輝くヒップホップ(二木信/河西遼) 毛利嘉孝 『ストリートの思想』の著者が俯瞰するここ20年の日本の変化(二木信+小林拓音/小原泰広) 春ねむり 沈黙しない音楽(野中モモ) DANNY JIN そのラップは多くの人びとに勇気を与える(二木信/河西遼) [コラム] 一声二節三臓のちから──日本の大衆歌が育んできた豊かな想像力(中西レモン) 橋の下でうごめく、新たな自治空間──「橋の下世界音楽祭」の挑戦(大石始) ECDの軌跡──『失点 in the park』に刻まれた選択と孤独(高久大輝) 2003年、反戦サウンドデモの思い出(水越真紀) いま台湾から世界が変わりはじめている──台北レイヴ・カルチャーの一側面、〈Urban Legend 1.0〉とSssound Without Borders(二木信) [特別インタヴュー] ニーキャップ 彼らがアイルランド語でラップする理由 (イアン・F・マーティン/竹澤彩子)
-
ADM: Asia’s own unhinged club culture / Soi48
¥4,400
Budots、Saiyor、Vinahouse、慢揺、Fengtau、Funkot、Vei Lerng……「ADM(Asian Dance Music)」とはアジア各地域に分布する、これら聞き慣れないエレクトロニック・ダンスミュージックの形態を総称する造語である。その解釈は単に音楽的構造だけに収斂されるものではなく、DJスタイルから夜遊びの作法、ダンス、ファッショントレンド、SNS、空間デザイン・音響・照明、さらには業界の商慣習から楽曲の流通経路に至るまで、それぞれの土地土地で歴史的・社会的・言語的背景に影響を受けながら、独自の発展を遂げてきた千姿万態のダンスミュージック文化全体をその射程に収める。知覚しうる限りの、アジアの若者たちの生活の実状(リアル)──つまり、もう全部である。 2017年にタイ伝統音楽の「教科書」とも言える『TRIP TO ISAN 旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド』の執筆を終えたSoi48が次に向かったのは、アジアの人々がつくり出す「夜の現場」だ。宇都木景一と高木紳介の二人は仲間たちとともに、タイ、ベトナム、ラオス、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、台湾、韓国、日本を旅しながら、各地のナイトクラブやフェスティバル、シークレットレイヴ、移民労働者向けディスコに通い詰め、関係者たちとの交流を深めながら、その知られざるクラブカルチャーの秘景を記録し続けてきた。 本書『ADM: Asia's Own Unhinged Club Culture』に収録された計167点の写真は、世界的な隔離期間を含む2017年から2025年のあいだに撮影され、アジア各地域で愛され、育まれてきた「ADM」の生態を写し出した貴重なヴィジュアル・アーカイブを提供している。現地に足を運ぶことでしか得られない独占的なスナップショットの数々は、それぞれの地域のダンスミュージック愛好家たちがもつ創意工夫・機知・情熱の結晶を照らし、均質化するグローバリゼーション中で、またべつの未来を予感させてくれるものである。 仕様_中綴じ・オールカラー・オリジナルシュリンク 判型_257 x 182 x 7mm 頁数_228P
-
オフショア 第五号 特集「音楽の聴き方について考える」
¥2,200
『オフショア』はエッセイを中心としたアンソロジー形式の文芸雑誌です。アジアの音楽やアートの情報を発信するウェブマガジン「Offshore」(2011~)が、紙の文芸雑誌となってリニューアルしました。2022年8月創刊。速い情報発信ではなく、「やすい」や「おいしい」でもないアジア。じっくりアジアを考えます。 第五号では、初めて特集を設けてみました。題して「音楽の聴き方について考える」。音楽とアイデンティティ、音楽と“政治”、音楽とアジア表象――。これまでで最も多様な視点を盛り込み、かつ重層的な号となりました。 ■特集「音楽の聴き方について考える」 ・女のインドネシア・ポップス(武部 洋子) ・タイポップと真剣に向き合ったらダイナミック琉球にぶち当たった(DJ 817) ・インドネシアのジャズを聴く会ドキュメント[於:実験的談話室 主水 MONDO](佐藤 マタ) ・中華世界へのまなざし―台湾で撮影されたミュージックビデオを観る(長嶺 亮子・山本 佳奈子) ■生徒として、教員として―とある美術部の歴史とはなし(金 潤実) ■BARよなき2024年業務日誌[抄録](よなき) ■台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係―1990年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として「メディアづくりを通じた市民意識の醸成とは」(和田 敬) ■ザイ・クーニンの表現にみるアイデンティティ―血、海、家(齊藤 聡) ■自炊アナキズム(高岡 大祐) ■私の弘大漂流記(清水 博之) ■消費主義的アジアンカルチャーから足もとのアジアへ(山本 佳奈子) 表紙写真:イラスト:petechen ロゴ・表紙デザイン:三宅 彩 @miyakeaya 四六判・並製本・288ページ・モノクロ
-
大切なことはDIVAが教えてくれた ゲイの僕が家族やミソジニーと向き合うまで / 富岡すばる(青弓社)
¥2,200
マドンナや浜崎あゆみ、テイラー・スウィフトほか、差別に抗い、音楽を通して主張しつづけている10人のDIVAの魅力に迫る。彼女たちにエンパワーメントされた経験や、曲を通して気づいたミソジニーやルッキズム、家族の存在についてつづるエッセー集。 もともとオペラ歌手を指し、「わがままな女性」への揶揄としても使われてきた「DIVA」は、近年では女性歌手に敬意をもって使われる言葉へと変化している。本書では、ヒット曲を次々に発表しながら、女性差別や人種差別、LGBTQ差別に抗い、音楽を通して主張しつづけている10人のDIVAを取り上げる。 「大切なことはDIVAが教えてくれた」。「FRaU」や「CINRA」に寄稿する人気ライターが、これまで聴いてきたDIVAの楽曲を紹介しながら、エンパワーメントされた経験をつづり、彼女たちの曲やスピーチを通して気づいたミソジニーやルッキズム、家族の存在について思いを書く。 自己表現を恐れないでと鼓舞するマドンナ、孤独について歌い続ける浜崎あゆみ、「いい子であれ」という抑圧と闘うテイラー・スウィフトほか10人の魅力に迫り、DIVAを追い続けたこれまでを振り返る。音楽とDIVAスピリットに彩られた書き下ろしエッセー集。 目次 まえがき 第1章 ゲイというプライド――マドンナ 自分自身へのカミングアウト 「自分自身を表現して」という言葉 フェミニズムとの出合いと男らしさの呪い LGBTQアクティビズムとの共闘 プライド月間に寄せて 第2章 終わりのない孤独――浜崎あゆみ 孤独を歌うあゆ 「居場所を探して街をさまよう少女たち」のロールモデル 全曲本人作詞によるライフソング セクシュアルマイノリティーへのエンパワーメント 消えない孤独とともに生きること 第3章 血も戸籍もつながっていない家族――ピンク SMバーでみた男女のポジション 身内という存在について考えさせられたコロナ禍 ピンクが見せる2つの「家族」 僕にとっての「家族」というもの 第4章 愛せない容姿を抱えて――ビヨンセ 3回やっても満足できなかった整形 「手術が必要なのは魂のほう」と歌う「Pretty Hurts」 ルッキズムが引き起こす痛み ゲイ男性であることとルッキズム 差別される側から差別する側へ 自分自身に幸せを感じているか 第5章 自分のなかのミソジニ――テイラー・スウィフト 女性のほうが楽に稼げる? 「いい子(Nice girl)」でいること カントリー音楽界の保守性 「ビッチ」という烙印 無意識のミソジニー、捨てられなかったホモフォビア 僕はゲイ差別をするゲイだった 第6章 アイドルへの崇拝と絶望――ブリトニー・スピアーズ 自分を忘れるための「アイドル」 初めて好きになったアイドル、ブリちゃん 同世代のロールモデルとしてのアイドル すべてがエンタメとして「消費」される恐ろしさ アイドルとの同化をやめる 第7章 神様はかつて男性だった――アリアナ・グランデ 「神は女性」というカルチャーショック 「天のお父様」へのお祈り 固定観念へのアンチテーゼ キリスト教とセクシュアルマイノリティーへの抑圧 僕にとっての神様とは 第8章 愛しているけど嫌いという自己矛盾――ホイットニー・ヒューストン 「矛盾している」ことへの恐れ 歌手ホイットニー・ヒューストンが内包する矛盾 彼女は嘘をついていなかった I'm Every Woman――私はあらゆる女性 第9章 愛国心なき者――レディー・ガガ ここに残るための、たった一つの理由 この国に生きるゲイとしての無力感 「日本がいやなら海外に行けばいい」 自分たちにとっての「国歌」 ルールを破ることではなく、自分なりのルールを作ること 第10章 「母」が受けるバッシング――松田聖子 痛みを伴う、自由の体現 アイドルから「スキャンダルの女王」へ キャリアも夢も追いかける母親像 松田聖子と母というDIVAの原風景 プレイリスト あとがき 著者プロフィール 富岡 すばる(トミオカ スバル) 1985年生まれ。ライター。「FRaU」や「CINRA」に音楽・映画などのエンタメおよび、セクシュアリティーや政治についての記事を寄稿している。 Xアカウント:@Lily_to_Rose
-
ドキュメンタリーで知るせかい / 宇多丸、伴野智(リトルモア)
¥3,080
◎様々な社会問題を、血の通った「自分事」として考えさせる優れたドキュメンタリー作品31本を紹介解説。 〈以下、版元HPより〉 ライムスター宇多丸の映画本、 今回のテーマは「ドキュメンタリー」! 世界の時事に強くなれる ドキュメンタリー作品31本を語り尽くす! ガザの虐殺、クルド人弾圧、SDGsの現実、中国の急成長と葛藤、難民増加…… 目にし、耳にしながらも、「情報」として聞き流してしまいがちな日々のニュース。 優れたドキュメンタリーには、それらのニュースを立体的な「生身の声」として実感させる力がある。 他人事だと思っていた社会問題が、身近な、血の通った「自分事」に思えてくる。 「知る義務」がある。すでに我々は「当事者」だ。 - - - 宇多丸── こんな短時間で、こんな濃密な、こんな深い衝撃を受けられるメディアは、やはりドキュメンタリー以外にないんじゃないか… 伴野── 地獄のような所でも、多くの人々が懸命に生きている。そんな人間の姿を見つめながら「生きる意味」を考えることは、自分の生き方を見つける大きなヒントになると思います。 (それぞれ本文より) - - - ■各分野のエキスパートによる寄稿も! ・阿古智子〈発展する中国〉 ・岡真理〈パレスチナ/イスラエル問題〉 ・荻上チキ〈難民〉 ・勝又郁子〈クルド人とクルディスタン〉 ・宮永健太郎〈環境問題〉 知る・見る・考えることへの一歩を踏み出すために。 日ごろドキュメンタリーを観ない人にこそ読んでほしい。 現代人必修の書、誕生です! - - - 本書で紹介する作品は、すべて「アジアンドキュメンタリーズ」で配信中。 1本から、すぐ観られる! ドキュメンタリー映画専門の動画配信サービス 「アジアンドキュメンタリーズ」 https://asiandocs.co.jp/ 四六判 並製 432ページ
-
ザ・メモリー・ライブラリアン 『ダーティー・コンピューター』にまつわる5つの話 / ジャネール・モネイ著、押野素子, 安達眞弓, ハーン小路恭子, 山崎美紀, 瀬尾具実子訳(ポプラ社)
¥3,520
グラミー賞2025、クインシー・ジョーンズ・トリビュートで披露したマイケル・ジャクソンのカヴァーが話題! グラミー賞10回ノミネート、アカデミー賞受賞作『ムーンライト』出演。 シンガー・ソングライターとして、俳優として、世界を更新し続けるジャネール・モネイ、初の小説がついに翻訳刊行。 「クリーンな人間」であることがよしとされ、記憶が管理される社会。その中心街の女王として君臨するセシャトは、日々増え続けるまがい物の記憶に頭を悩ませていた。原因を探るうち、彼女は自身にも消去された記憶があると知り――「記憶のアーキビスト」 亡き父から、一生に一度だけ時間を戻すことができる宝石を授かったアンバー。窮地に陥る家族に、彼女は宝石を使うか苦悩する――「変更保存」 グラミー賞ノミネートアルバム『ダーティー・コンピューター』の世界観をベースに、5人の作家とコラボレーションし、世界が今まさに直面している分断の問題を描く。NYタイムズベストセラー、ワシントンポストやバズフィードでも絶賛の傑作。
-
ニーナ・シモンのガム 失われたものと見つかったものをめぐる回想 / ウォーレン・エリス著、佐藤澄子訳(2ndLap )
¥4,950
稀代のミュージシャンによるフォト・メモワール。 1999年7月1日、ニーナ・シモンは、イギリスで最後となる貴重な公演を行った。感動的なステージの終演後、客席にいたウォーレン・エリスはステージに向かい、ニーナ・シモンが噛んだガムをピアノから取り、彼女のステージタオルに包んで持ち帰った。 それから20年。ガムはずっとウォーレンの手元にあり、彼のクリエーティブな営みを支える力となった。そして2019年、エリスの親友でありコラボレーションパートナーのニック・ケイヴが、自身の「ストレンジャー・ザン・カインドネス(Stranger Than Kindness)」展に何か出品しないかと彼に尋ね、ガムの運命が動き出す。ウォーレンはガムを銀と金で鋳造させる。ガムが、誰も予想できなかった出来事の連鎖を引き起こす。 一見取るに足らないもの、すぐに捨てられてしまうようなものが、人と人とのあいだに美しいつながりを生み出していく。これはものや経験に意味が与えられ、精神性を帯びていくことについての物語であり、創作のプロセス、そこから生まれる作品の力、そして愛と友情とを讃えている。序文:ニック・ケイヴ。
-
フライボーイ2──ブラック・ミュージック文化論集 / グレッグ・テイト著、山本昭宏訳(P-VINE)
¥4,378
本邦初訳となる、 「ヒップホップ・ジャーナリズムのゴッドファーザー」 と呼ばれた黒人批評家による博覧強記の代表作! ジョージ・クリントンの “メタなバカさ” が アミリ・バラカの “変わっていく同じもの” へと放り込まれ フリー・ジャズもマイケル・ジャクソンもギャングスタ・ラップも ジェイムズ・ブラウンもトニ・モリスンも、すべては同一線上で語られる。 アミリ・バラカ、ギル・スコット=ヘロン、マイケル・ジャクソン、チャック・ベリー、ジミ・ヘンドリックス、アイス・キューブ、アート・アンサンブル・オブ・シカゴ、トニ・モリスン、ジェイムズ・ブラウン、ウータン・クラン、スパイク・リー、フランツ・ファノン、ボブ・ディラン、エミネム、アウトキャスト、リチャード・プライヤー、アジーリア・バンクス、グレイス・ジョーンズ、チャカ・カーン、ジョン・コルトレーン、ブラックスプロイテーション、サン・ラー、ジョージ・クリントン、ラメルジー、ラルフ・エリスン……「ヒップホップとは何か?」「もしもジェイムズ・ブラウンがフェミニストだったら」「ウォール街占拠に黒人女性が少なかった理由」「“ニガ” チュード」「“ニガー” はいかにしてジョークを手に入れたか?」「アフロ・フューチャリズム」
-
奇奇怪怪明解事典 / TaiTan(Dos Monos)著、玉置周啓(MONO NO AWARE)著(国書刊行会)
¥4,180
SOLD OUT
Spotify独占配信・チャート最高順位1位 大人気ポッドキャスト、待望の書籍化! 日常を薄く支配する怪奇現象、カルチャーと現代社会の森羅万象から、人間世界を織りなす言葉そのものへ! TaiTan(Dos Monos)と玉置周啓(MONO NO AWARE)がゆく、あてどなくはてしない対話の旅。 (解説・上出遼平) ◆各氏推薦コメント 二人の軌跡は蛇行し、螺旋を描き、どこへもたどり着く気配がない。しかして、その歩みが知を耕す。 私は二人の会話を生涯聴いていたい。 上出遼平(テレビディレクター・プロデューサー) 私もこんな相棒がほしい。心をキラキラ輝かせたまま大人になった二人の、小さな秘密基地を覗いているような気分になった。 賑やかでためになる、タダモノではない大事典だ。 塩塚モエカ(羊文学) 帯なんてつけてんじゃねえ。良著に帯は付かん。この本に帯はいらんのだ。 そもそも本ではない。 小原綾斗(Tempalay) ◆本書概要 2021年3月の JAPAN PODCAST AWARDS 2020 Spotify NEXT クリエイター賞の受賞を皮切りに、同年5月にはオーディオストリーミングサービス Spotify での独占配信が発表され、Spotify Podcastチャートで最高順位第1位をマーク、2021年12月現在の合計再生時間・合計再生回数は前年比999%増をたたき出すなど、近年のポッドキャストブームを代表する大人気番組となった「奇奇怪怪明解事典」が待望の書籍化! 日本のヒップホップシーンを牽引する グループDos Monos のメンバーTaiTan と、近年目覚ましい活動を展開するバンド MONO NO AWARE のフロントマン玉置周啓が多様なコンテンツと社会現象について語りのめす、アクチュアルな社会批評集にしてカルチャー全般への最良のガイドブック=ブックガイド。 四六判 544ページ
-
シン・YMO イエロー・マジック・オーケストラ・クロニクル1978~1993 / 田中雄二(DU BOOKS)
¥4,180
「すべてのYMO本よ、サヨウナラ」 細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏という不世出な3人の才能が 80 年代に音楽業界をひっくり返した、あのYMOブームとは何だったのか? 様々な証言から浮かび上がってくるYMOの実像を克明に記す。 『カルトQ』(フジテレビ系)の「YMOカルト」のブレーンも務めたYMO研究の第一人者による、最初で最後の〈本格的論考集〉。ミステリー解読形式で結成~再生までの歴史を追う。 名著『電子音楽 in JAPAN』のYMOの章に、それに続く時代の新たなプロットを増補。 著者自身によるYMOメンバーの各10時間におよぶインタビュー発言、 単行本未収録の各ソロ取材・スタッフの証言を加えた「YMOヒストリー」の決定版。 デザイン:岡田祟 判型 A5 696ページ
-
ヒップホップの詩人たち / 都築響一(新潮社)
¥3,960
その音楽はストリートで生れた。聴け、ヒップホップに魂を捧げる現代詩人の咆哮を――。孤高の言葉を刻む人気ラッパー15人の肖像。 いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。 パイオニア、アンダーグラウンド、気鋭の若手まで―孤高の言葉を刻むラッパー=現代詩人15人の肖像。 目次 だからタトゥーのように音に痛みを乗せる(田我流) あの日の夢なら今見てんだ(NORIKIYO) 夢もなく生きるならせめて笑え(鬼) 賭けるものがないんです、人生でいいですか(ZONE THE DARKNESS) 腕を上げ光り出せコラ、まるで泥から芽出す蓮の花(小林勝行) となりにはJOKERが座っていたんだ(B.I.G.JOE) こんなんでいいならくれてやるよ(レイト) 本当に痛い場所を言わないくせにわかって貰えないって、一人で泣く(チプルソ) さっきまで楽しかった自分まあ慣れてるそんな気分(ERA) 生かされるなら生きてやる(志人) これは断片化された紙芝居みたいなあたしのひとり試合(RUMI) アイム・ア・ラッパー 手には千切れた手錠(ANARCHY) ここはえらくこっけいでかくて広えーが冷てえ夜景(TOKONA‐X) ラッパーは光、言葉は影(ILL‐BOSSTINO/THE BLUE HERB)
